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アイピーモバイル、高速化したデータ通信サービスの商用化実験を開始
アイピーモバイルは、下り最大11Mbpsに高速化したデータ通信サービスについて、実験局免許の申請を行い、商用化実験を開始すると発表した。
アイピーモバイルは10月2日、サービス開始を来春に予定しているデータ通信サービスについて、商用化実験を開始すると発表した。実験局免許の申請後、免許取得ができ次第、商用化実験と本格的なネットワークの構築を進めるとしている。
商用化実験は来春までの予定で、基地局は都内中心部(千代田区/港区/中央区など)から順次開設していく。
同社のデータ通信サービスは、TD-CDMA方式(2004年2月17日の記事参照)を採用し、2006年10月のサービス開始を予定していた。当初は、5MHz分の帯域を使い下り最大5.2Mbps/上り最大848Kbpsだったが、3GPPで標準化された10MHz帯域のシステムを導入し、約2倍の11Mbps/1.7Mbpsに高速化したサービスとするため、延期を発表していた(2006年7月28日の記事参照)。
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