結果発表・番号ポータビリティ、あなたは利用しますか?:+D Voice(2/2 ページ)
+Dモバイル読者は、番号ポータビリティでキャリアを乗り換える予定があるのか。乗り換えるならどのキャリアを選ぶのか──。サービスインまで1カ月を切った今、利用動向がどのように変化したのかを調査した。
ユーザーにとって魅力的なサービスは
乗り換え意向のあるユーザーが、各キャリアのどんなサービスに魅力を感じているのかを見ると、それぞれの持つ強みが見えてくる。
ドコモを選んだユーザーが一番魅力を感じているのは「端末のラインアップ」で51.5%。ほかにも「信頼性」43%、「端末デザイン」39.1%、「FeliCaサービス(おサイフケータイ)」27%、「将来性」24.5%が上位に入っている。
auはトップが39.8%の「端末デザイン」で、31.9%の「端末ラインアップ」が2位につけた。その他の上位には、「WINのカバーエリア」(31.4%)、「パケット定額プラン」(31.2%)、「音楽機能(LISMO、着うたフル)」(29.7%)、「EZナビウォーク/助手席ナビ」(28.3%)が入っている。
ソフトバンクはトップが「将来性」で33%。LOVE定額や家族定額など、携帯3キャリアで唯一打ち出している音声定額が29.6%で2位につけ、「端末デザイン」(29.4%)、「国際ローミングサービス」(23.7%)、「端末ラインアップ」(20.9%)と続く。“予想外の動き”で注目を集めたAQUOSケータイこと「905SH」の投入効果か(9月5日の記事参照)、3キャリアでは最後発の発売となった「ワンセグ」(20.9%)も上位にくい込んでいる。
また将来性については、他キャリアのサービスをキャッチアップした秋冬モデルや新サービスを多数披露しており(9月28日の記事参照)、その点では期待に応えたといえるだろう。
なぜ、番号ポータビリティの利用に踏み切れないのか
10月24日に向けて、キャリアも端末メーカーも総力戦で戦ってきたにもかかわらず、いまひとつ盛り上がらない番号ポータビリティ。ユーザーが利用に踏み切れない理由として挙げた中で多かったのは、予想通り「経年割引(長期割引)を引き継げない」「メールアドレスを引き継げない」の2点だ。
アンケートに回答を寄せた読者の中には「他キャリアのサービスが魅力的だと感じて移行したものの、実際に使ってみたら予想とは違っていて、元のキャリアに戻りたくなるかもしれない」──という不安を感じているユーザーも少なくない。
「解約だけではなく利用休止という選択肢もあれば 元のキャリアに戻る際に長期割引を有効利用できていいと思う」
「他のキャリアに移行するための準備期間などがあればいい。移行してみたはいいが、やっぱり元のキャリアの方がいいと思っても後の祭りで、メールアドレスは変わるし長期割引はリセットされるしで、結局変わらなければよかったと思うくらいなら最初から番号ポータビリティは利用しない」
「他キャリアに変えて後悔することもあったりするので、一度くらいは経年割引等を引き継いだまま、もとのキャリアに戻れたらうれしい」
メールサービスについては、利用中のメールアドレスを移行後にも使えるようにしてほしいという声が多く、「新しいアドレスへの無期限転送などがほしい」「変更なしに、ダブルでアドレスを持てる期間があるとうれしい」といった意見が寄せられた。
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