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“ほぼ全部入り”のハイスペック携帯。それならカメラの出来はどう?──「W52T」荻窪圭の携帯カメラでこう遊べ(3/4 ページ)

“ほぼ全部入り”が特徴のハイスペック端末「W52T」。カメラ機能もAF付きの有効324万画素──とauの春モデルの中で最も高いスペックとなっている。というわけで、その写りはどうか、使い勝手はどうか。3インチのワイドVGA液晶とともに早速検証していこう。

 次は室内で撮影してみよう。

“手ブレ軽減モード”のなし(左)/あり(右)の違い

 1枚目はちょっと手ブレしてしまった。そのため2枚目は“手ブレ軽減モード”で撮影した。

 手ブレ軽減モードは、感度を上げることでシャッタースピードを高速にし、結果、ぶれにくくなるというもののようだ。右の作例はその効果がうまく出てくれた1枚である。ちなみに1枚目のシャッタースピードは1/9秒で、2枚目は1/30秒。感度が上がっても画質はさほど劣化していない。

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白熱灯下で撮影

 こちらは白熱灯下。赤いクルマの色が……赤が飽和しやすいのかもしれない。

光源:ろうそくの光りのみ、シーンモードを“ナイト”にした作例(左)、撮影補助用ライトを発光させて撮影した作例(右)

 次はろうそくの光のみを光源とした作例。1枚目はシーンを“ナイト”に設定した。これは暗いところで思い切りスローシャッターにしてきれいに撮ろうというモードだが、暗部までキレイに写った。しかしシャッタースピードは1/3秒となるので手ブレには注意が必要だ。2枚目は通常モード+撮影補助用ライトを使用したものとなる。

 最後は室内でのマクロ撮影によくあるシーンということでケーキを撮ってみた。白いクリームに白い皿という難しい組み合わせのものだが、やや露出アンダー気味になっってしまったのは残念だ。

 なお、気になる撮影にともなうレスポンスはかなりよい。最高画質モード(2048×1536ピクセル/FINE)の写真をmicroSDカードへ保存するまでにかかった時間は約4秒。イライラすることもなく、快適である。

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