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圧巻のワイドVGA液晶。発色の鮮やかさも優秀──「W51H」荻窪圭の携帯カメラでこう遊べ(2/3 ページ)

ワイドVGAディスプレイと回転2軸ボディが特徴のハイスペック携帯が「W51H」。その高解像度ディスプレイを駆使するカメラ機能の出来はどうか、指紋センサーを含む使い勝手はどうか。その写りをチェックしていこう。

 ではビュースタイルで撮っていこう。

 ちなみに側面の[シャッター]キーを長押しするとカメラが起動する(起動時間は長押しの時間も含めて2秒ほど)。撮影は最高解像度モードの1600×1200ピクセル/画質:FINEで行っている。


黄色い象のすべり台

あずまや

 ちょうど雲が太陽を覆い隠していたためか、全体にコントラストが低い枝の部分を見比べるとW52Tより解像感では劣る(W52Tは324万画素。有効画素数もやや違うわけだが)。しかし本機の方がやや明るく撮れているので受ける印象もいい。

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三重の塔

菜の花畑と煙突

 縦位置で煙突を撮した作例。空がやや濁ってしまってはいる。しかし三重の塔の作例は空も鮮やかできれい。これは“空の色が記憶色に近いかな”と思えるできだ。

菜の花畑と煙突を、シーン:風景で撮影(右)

 ちなみに上記の煙突のシーンモードを“風景”にすると、一変して空がかなりきれいに写った。そもそも風景モードにせずとも、“オート”のままこのように撮れるとうれしいわけなのだが、ここまで写せる実力は持っているということになる。


のら猫

大量の招き猫の置物

 次は猫の写真。背景のボケかたがあまりきれいではないが、それは仕方ないところだろうか。しかし、猫にピントがきっちり合い、毛のディテールもそれなりに出た。悪くないと思う。

 招き猫の大群の写真もディテールの解像感こそはあまりないが破綻する部分はなく、それなりに撮れている。実用性の高い絵だ。


早咲きの桜

 せっかくなので、早咲きの桜の写真を撮ってみた。桜と青空という組み合わせをきれいに撮るのは難しいものだが、この作例では明るさ補正をかけ、明るめに撮っている。空の色はイマイチだが、それなりに撮れただろうか。

 続いてマクロ撮影を行おう。

 W51HのカメラはAF付きだが、近距離での撮影は明示的にマクロモードを有効にしないとピントがうまく合ってくれない。よって、ある程度の近距離(実測値で30センチくらい)でピントが合いづらいと思ったら、マクロモードを有効にする。すると約10センチまで寄れるようになる。


菜の花

 菜の花をマクロ撮影。このような黄色と緑で埋まった構図は非常にホワイトバランスを合わせにくく、カメラ泣かせのもの。やはりやや色が浅く、青っぽくなってしまった。


ポインセチア

シモクレンのつぼみ

 ポインセチアのアップと、シモクレンのつぼみ。ポインセチアは赤がちょっと飽和しかけているが、シモクレンは日差しの条件がよかったためか、かなりきれいに撮れた。

 では室内の作例を見ていこう。

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