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ソフトバンク、フェムトセルの実験免許を取得
ソフトバンクグループは、6月28日に総務省からフェムトセルを使った通信システムの実験免許を取得したことを受け、実証実験を開始すると発表した。実験は2GHz帯を使って行い、ip.access、モトローラ、ユビキシス、日本アルカテル・ルーセント、日本エリクソン、Samsung電子、日本ソナス・ネットワークス、NECの8社が協力する。
フェムトセルは、家庭やオフィス内などの狭いスペースに設置できる超小型の携帯電話基地局。ADSLやFTTHなどのブロードバンド回線を経由して接続されたフェムトセルの導入により、屋内でも既存の携帯電話でより高品質な音声や映像などを楽しめるようになる。
実験期間は6月から12月までを予定しており、実験用の3G携帯電話やYahoo! BBなどを使い、音声通信、データ通信(HSDPA方式)、テレビ電話などの実験を行う。伝送回線に利用するブロードバンド回線の安定性や携帯電話のコアネットワークの接続方法、フェムトセルの電波伝搬特性、携帯電話ネットワーク基地局間との電波干渉調整方法の検証や性能評価などを行い、無線ブロードバンド技術の向上に役立てたい考えだ。
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