ニュース
ドコモ、不具合のある電池パックを誤って販売――2店舗で合計17個
NTTドコモは、異常発熱や破裂の恐れがあり回収・交換を実施していた電池パック「D06」を、一部の店舗で誤って販売した可能性があると発表した。
NTTドコモは8月1日、三菱製の「D902i」「D902iS」「D903i」で使われている電池パック「D06」について、不具合が生じる恐れのある製品を誤って販売した可能性があると発表した。
D06は、製造工程の不良と外部からの衝撃により、一部の製品で異常発熱や破裂の恐れがあるとしてドコモが回収と交換を実施している電池パック(2006年12月の記事参照)。
ドコモは1月30日から6月15日の間、東京都品川区の「ドコモショップ大森ベルポート店」と東京都大田区の「ドコモショップ蒲田店」の2店舗で、不具合対象となるD06を合計17個を販売した可能性があるという。原因は配送ミスで、良品の仕分け中に不具合対象品が混入してしまったという。
advertisement
対象となるD06は、電池パックの側面に貼り付けられているラベルに「PEA」と記載されているもの。ドコモは、該当のドコモショップでD902i、D902iS、D903iを購入したユーザーにダイレクトメールを送るなどの告知を行って後日良品を送付するほか、店頭での交換にも対応する。
関連記事
ドコモ「D902i」などのバッテリーに異常発熱や破裂の恐れ──回収・交換を実施
ドコモの三菱電機製端末「D902i」などで使用しているバッテリーパック「D06」に不良品があることが確認された。場合によっては異常発熱や破裂の恐れもあり、回収および交換を実施する。合わせて「D902i」「D902iS」「D903i」の販売を一時停止する。- 携帯電池パックの回収・交換、業績への影響は軽微──三菱電機
2006年度業績予想の修正を発表した三菱電機は、携帯電話電池パックの回収・交換が業績にもたらす影響は軽微との見方を示した。 原因は、製造工程の不良と外部からの衝撃──三菱端末のバッテリー不良
異常発熱や破裂の恐れがあるため、回収/交換することになった一部三菱端末のバッテリー。ドコモと三菱電機の首脳陣が謝罪会見を行い原因を説明した。- 回収の電池は三洋子会社製、工程に問題
「D902i」用電池パックの一部約130万個の回収・交換問題で、三洋電機は、同社子会社の製造工程上の問題で不具合が生じたことを明らかにした。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.