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Palm、Linuxデバイス「Foleo」開発中止
Palmはまず次世代ソフトウェアプラットフォームの開発に集中し、それをベースにした「Foleo II」を開発する考えだ。
米Palmのエド・コリガンCEOは9月4日、5月に発表したLinux搭載のモバイルコンパニオン「Foleo」の開発を中止することを明らかにした。
Foleoはフルサイズのキーボードと10インチの液晶画面を搭載し、スマートフォンPalm Treoと同期させて使用するデバイスとして発表された。
だがコリガン氏は、現行の構成のFoleoを取りやめて、開発中の「次世代ソフトウェアプラットフォーム」と、このプラットフォームを搭載した初のスマートフォンに集中することに決めたと発表した。Foleoは次世代プラットフォームとは別の環境をベースとしており、Palmは1つのプラットフォームに集中する必要があると説明している。
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「Foleo II」を開発するときには、この新しいプラットフォームを採用すると同氏は述べているが、新Foleoの投入時期については明らかにせず、まずは新プラットフォームとスマートフォンに取り組むとしている。また、Microsoftとの提携の下でのWindows Mobile製品開発は継続すると明言している。
Palmはこの決定に関連して、1000万ドル弱の費用を計上する。「大きな額だが、将来2つのプラットフォームをサポートすることでかかるコストと比べれば小さい」と同氏は述べている。
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