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Symbian OS、ARMの対称型マルチプロセッサをサポート
英Symbianは10月3日(米時間)、Symbian OSがARMの対称型マルチプロセッサ(SMP)アーキテクチャをサポートすると発表した。
SMPの利点をいかすため、シンビアンはSymbian OSのカーネルおよびデバイスドライバでマルチプロセッサをサポートするほか、Symbian OS開発ツールを拡張し、開発者がSMPのメリットを利用可能にするなどの技術的対応を行う。また、ARM Cortex-A9 MPCoreマルチコアプロセッサを使用したハードウェア上/機種上で、Symbian OSの動作検証などを行う。
今後のSymbian OSはSMPのサポートにより、複数のCPUコアを使用してオンデマンドのパフォーマンスを提供。高機能マルチメディアアプリケーションの実行時にのみ複数のコアにアクセスし、使用しないときは不必要なコアの電源を切ることで、バッテリーの持ちを向上させるという。
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Cortex-A9 MPCoreプロセッサを使用したSymbian OS搭載スマートフォンは、2010年に発売される見込みだ。
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