写真で解説する「SO905i」(2/2 ページ)
人気の“ジョグ”をFOMAでは初めて採用した「SO905i」。ワンセグは“BRAVIA”、音楽は“ウォークマン”の技術を取り入れるなど、ソニーグループが誇る技術の粋を集めたモデルだ。
ワンセグには、ソニーの薄型レビBRAVIAの技術と、ソニーのモバイルディスプレイ用高画質化エンジン「RealityMAX」を搭載し、高コントラストでメリハリのある映像を表現する。なお、SO903iTVで採用された「モバイルBRAVIAエンジン」は非搭載だが、説明員によると、RealityMAXとモバイルBRAVIAエンジンの画質の差は「肉眼で分かるほどではない」という。ワンセグはmicroSDカードに録画できるが、本体メモリにも最大30分録画できる。
ワンセグのマルチタスク機能は、SO903iTVよりも改善された。SO903iTVでは、ワンセグ視聴中にほかの機能を立ち上げると、テレビの映像と音声が中断してしまうが、SO905iでは、音声をバックグラウンドで再生しながらメールやiモードなどを利用できる。また、メールを受信した際には、縦画面時のみ、テレビ映像を表示しながらメールを閲覧できる。ただし、返信メールを作成すると映像は中断し、メール画面のみに切り替わる。また、横画面では、テレビ映像とほかの機能を同時に表示することはできない。
ミュージックプレーヤーは、着うた/着うたフル、ATRAC3、WMAファイルも再生できるようになった。これらのファイルは、同じプレイリストに登録することも可能だ。ウォークマンにも使われている「Virtual Mobile Engine」を搭載することで、WMAは約53時間、ATRAC3は約66時間の連続再生が可能。また、着うたフルを保存できる本体メモリーを512Mバイト内蔵している(WMAとATRAC3を保存できるのはmicroSDカードのみ)。
SO905iは、ドコモ向けのソニー・エリクソンケータイとして初めてフルブラウザを搭載した。ワイドVGA液晶なので広範囲を表示でき、ディスプレイを回転して本体を閉じると、自動的に横画面に切り替わる。横画面では、ビューイングタッチキーの[VOL]キーで上下スクロール、[CH]キーで左右スクロールができる。
文字変換エンジンは「POBox Pro2.0」にバージョンアップし、「直変換」「予測」「英数カナ」「絵顔記」の4つのタブの中から変換候補を選択できるようになった。特に従来のSO端末では、ひらがなから英字をダイレクトに変換できなかったので、ここは大きく進化した点だといえる(ようやくほかの機種に追いついた、ともいえるが)。
カメラはオートフォーカス対応の320万画素CMOSで、最大2000×1500ピクセルの撮影が可能。ディスプレイを回転して閉じた状態では、ビューイングタッチキーの[VOL]キーでズーム、[CH]キーでAFモードの切り替えと撮影補助ライトの点灯が可能。手ブレ補正にも対応する。
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