ケータイのインターネット利用、用途に年代差
日経リサーチが、PCと携帯電話によるインターネットの利用に関する調査結果を発表。ケータイのインターネット利用では、年代によって用途に違いがある。
日経リサーチは1月24日、PCと携帯電話によるインターネット利用に関する調査結果を発表した。調査は2007年11月15日から同20日まで、16歳から69歳までの男女を対象に行ったもので、有効回答数は5242人。
PC、携帯ともに最も利用が多いのは「文字ニュースの閲覧」。PCの利用率は74.4%、携帯は54.0%と、依然としてPCからの利用率が高い。PCと携帯で利用の差が少ないものは「掲示板、ブログ、SNSの閲覧」で、PCからが34.1%、携帯からが25.8%となっている。
「掲示板、ブログ、SNSの書き込み」ではPCからが20.3%、携帯からが15.2%、「オンライントレード」ではPCからが15.4%、携帯からが9.9%となっており、他の用途に比べると携帯電話からの利用が多いという結果になった。なお「クーポン券の入手」については、PCからが11.7%、携帯からが12.4%で同水準となっている。
「掲示板、ブログ、SNSの閲覧」「掲示板、ブログ、SNSの書き込み」「オンライントレード」について、携帯からの利用者を年代別に見ると、「掲示板、ブログ、SNSの閲覧」は10-20代が39.2%と最も多く、30代が24.1%、40代が18.7%、50-60代が7.7%と、年代があがるにつれ利用率は低くなる傾向が見られた。
「掲示板、ブログ、SNSの書き込み」についても、10-20代が23.5%で最多となり、年代があがるとごとに利用率は低下する。「オンライントレード」は50-60代が16.6%と最も高く、次いで30代が10.8%、40代が9.7%、10-20代が6.2%と並び、50-60代と10-20代が逆転している。
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