Sony Ericsson、3インチWVGAタッチパネル+フルキー+横スライド搭載スマートフォン「XPERIA X1」発表:Mobile World Congress 2008
Sony Ericssonは、「P1」に続く新たなスマートフォン「XPERIA X1」を発表。3インチワイドVGAのタッチパネル液晶にQWERTYフルキーボード、横に開くアークスライド機構、3.2Mカメラ、無線LAN、GPS、Bluetoothなどを搭載する。
英Sony Ericssonは2月10日、Mobile World Congress 2008開催前日に行われたプレスプレビューイベントで、新ブランド「XPERIA」とWindows Mobile搭載のスマートフォン「XPERIA X1」を発表した。市場投入は2008年下半期を予定する(2008年2月現在、国内向けの発売予定はなし)。
XPERIA X1は、海外向けに展開しているQWERTYキーボード(フルキーボード)搭載のスマートフォン「P1」に続き投入する、Sony Ericsson製のスマートフォン。ソニーブランドの“ウォークマンケータイ(Walkman Phone)”や“Cyber-shotケータイ(Cyber-shot phone)”とは別に、同社初のオリジナルブランド“XPERIA(エクスペリア)”を冠し、モバイルWebコミュニケーションとマルチメディアエンタテインメントの融合を目指すプレミアム端末として展開する。
主な仕様は、タッチパネル搭載の3インチワイドVGA液晶と横スライド機構、QWERTYキーボード、無線LAN、GPS、Bluetooth、AF付き320万画素カメラ、MP3/AAC再生対応音楽プレーヤー、ハードウェア3Dグラフィックス、FMラジオ、PC向けサイトブラウザ(Full HTML Web Browser)などを搭載。本体サイズは110(高さ)×53(幅)×16.7(厚さ)ミリ、重量約145グラム。対応ネットワークは、UTMS/HSDPA/HSUPAの850/900/1700/1900/2100MHz、GSM/GPRS/EDGEの850/900/1800/1900MHz。
弓なりに円を描くように横にスライドする“アークスライダー”による薄型コンパクトなデザインと、iPhoneのように画面を指でなぞることで直感的に操作できる独自インタフェースの搭載が特徴。“ほぼ全部入り”のスペックを備えるとともに、そのデザインも含めて魅力的な端末に仕上げられている。
製品名 | XPERIA X1 |
---|---|
本体サイズ(高さ×幅×厚さ) | 110×53×16.7ミリ |
重量 | 約145グラム |
対応ネットワーク | UMTS/HSDPA/HSUPA 850/900/1700/1900/2100 GSM/EDGE 850/950/1800/1900 |
ディスプレイ | タッチパネル付き3インチワイドVGA TFT液晶 6万5536色 |
マルチメディア | Sony Ericsson media browser、Media Player(MP3/AAC)、PlayNow、ハードウェア3Dグラフィックス、Java、30fps/VGA動画録画・再生、オーディオ・ビデオストリーミング、A2DP対応Bluetooth、FMラジオ |
インターネット | Full HTML Web Browser、Web feeds、Maps and navigation |
ユーザーインタフェース | Touch screen user interface、EXPERIA panels、QWERTYキーボード、光学ジョイスティック、4ウェイキー |
OS | Windows Mobile |
カメラ | AF付き320万画素 |
フォトライト | ○ |
メッセージング | Email(POP3、IMAP and Direct Push)、SMS、MMS、Predictive text input |
コミュニティビティ | aGPS、Bluetooth(A2DP対応)、無線LAN、Synchronization PC、MS Exchange ActiveSync、USBマスストレージ、miniUSBコネクタ、microSDスロット |
オーガナイザー | アラームクロック、カレンダー、タスク、ノート、フライトモード、アドレス帳ほか |
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XPERIA X1 | スマートフォン | Sony Ericsson | QWERTY | Cyber-shot | デザイン | 無線LAN | Bluetooth | HSDPA | HSUPA | ウォークマンケータイ | iPhone | 防水 | Windows Mobile
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