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ログイン操作なしでユーザー認証が可能――ドコモ、「iモードID」を導入

NTTドコモは3月31日から、一般サイトを含むすべてのiモード向けサイトで利用できる「iモードID」を導入する。ユーザーIDの入力や端末情報の送信確認などをせずに、ユーザー認証が可能となる。

 NTTドコモは2月28日、iモード公式サイトのみでなく一般サイトも含むすべてのiモードサイトで利用できるユーザーiD「iモードID」を、3月31日から導入すると発表した。

 iモードIDは携帯電話番号ごとに1つ付与されるユニークなID。通知設定をオンにしておくことで、ユーザIDやパスワードの入力、携帯電話及びFOMAカードの製造番号情報の送信確認といったログイン操作なしにユーザー認証が必要なiモードサイトを利用できる。コンテンツを提供するサイト側では、iモードID用のパラメータをURLに含ませる必要があり、このパラメータを元にiモードセンタがiモードIDをコンテンツ提供者に通知する。

従来のログイン方法と(左)、「iモードID」導入後のログイン方法(右)

 iモードIDは電話番号とは異なるランダムな英数字の組み合わせで構成され、メールアドレスや氏名などの情報は含まれていない。また、名義変更や電話番号の変更、iモード契約の解約によって変更される。

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「iモードID」の機能イメージ

 ドコモによると、iモード向けサイトは公式サイト以外の利用も膨大な数にのぼっており、iモード利用のうち約6割強が一般サイトへのアクセスになっているという。同社はiモードIDを提供することで、一般サイトを含むすべてのiモード対応サイトにおける利便性の向上やサイト提供者のビジネス発展を図り、モバイルインターネット市場の活性化を促したいとしている。

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