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Verizon、落札した700MHz帯のプラン発表
Verizonは2010年までに、落札した700MHzでスーパー3Gによるネットワークを構築する計画という。
米Verizonは4月4日、米政府による700MHz周波数帯競売で落札したCブロックの運用計画の一部および落札金額を明らかにした。米連邦通信委員会(FCC)の規制により同日まで沈黙を守ってきたが、4月3日夜の規制解除を受けて発表したもの。
Verizonはアラスカを除く全米をカバーするCブロック帯、および全米各地の市場をそれぞれカバーするAおよびBブロックの102のライセンスを獲得した。同社によれば、落札金額は合計93億6000万ドル。
新しい無線周波数帯は2009年2月半ばまで使用できないが、今回の獲得により、同社の各市場における平均周波数幅は、現在の52MHzから82MHzまで拡大するという。
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Verizonは2010年までに、新たに獲得した700MHz帯でLTE(Long Term Evolution、別名スーパー3G)を採用したネットワークを構築、あらゆる機器やサービスへの対応を義務付けるオープンアクセス条項に従って、Open Development Initiativeを遂行していく計画という。
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Verizon | LTE(Long Term Evolution) | Google | FCC(米連邦通信委員会) | 700MHz帯
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