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AT&TとQUALCOMM、落札した700MHz周波数帯の利用計画を明らかに
AT&TはCブロックでHSPA+およびスーパー3Gによるサービスを、QUALCOMMはEブロックでモバイルTVサービスを提供する計画だ。
米政府による競売で700MHz帯を落札した各社が、無線周波数の運用計画などを明らかにし始めた。競売の詳細を伏せるようにという米連邦通信委員会(FCC)の規制が4月3日夜に解除されたためだ。
Bブロックを獲得した米AT&Tは、競売に先立ち、昨年10月に米Aloha Partnersから700MHz周波数帯免許(Cブロック)を買収している。今回の落札と合わせると、同社の700MHz周波数帯カバー率は米国の人口上位200位の都市で100%、全米の人口でも87%をカバーすることになるという。
AT&Tは獲得した700MHz帯で、HSPA+(HSPA Evolution)およびLTE(Long Term Evolution、別名スーパー3G)によるネットワークを構築する計画という。現在は全米約350都市で、3Gネットワークによる年内のサービス開始を目指している。
また米QUALCOMMは、700MHz周波数帯のEブロックを5億5460万ドルで、またBブロックの一部を350万ドルで、総額5億5810万ドルで落札したことを明らかにした。獲得したEブロック免許のカバー領域には、ボストン、ロサンゼルス、ニューヨーク、フィラデルフィア、サンフランシスコの主要5都市が含まれる。
同社は獲得したEブロック帯において、同社傘下のMediaFLO USAによるモバイルTVサービス「FLO TV」を提供する計画だ。1億3000万人以上のユーザーにサービスが提供可能になるという。
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