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2007年度、最も売れたケータイは?──イー・モバイル編2007年度 年間携帯販売ランキング(2/2 ページ)

2007年に国内13年ぶりの新規キャリアとして開業したイー・モバイル。HSDPAのPCデータ通信定額、高機能Windows Mobile機、7.2Mbpsの高速データ通信、音声サービスなど、大手キャリアに契約数や規模はかなわないが、話題性のあるサービスを多数展開した。このイー・モバイル端末で2007年度に最も人気だった端末は何だろうか。

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高速データ通信+「定額」を一般的に

Windows Mobile搭載の「EM・ONE

 イー・モバイルが開始した“定額で高速なデータ通信”は、キャリア大手のドコモやKDDIを動かし、PC定額データ通信の先駆者 ウィルコムを脅かすほどインパクトのあるサービスだった。イー・モバイルに遅れること約7カ月後、ドコモは「データ定額プラン HIGH-SPEED」(2007年10月)、KDDIは「WINシングル定額」(2007年12月)を開始。ウィルコムは月額3880円に値下げした「新つなぎ放題」を開始した。

 ワイドVGA表示対応の4.1インチディスプレイ、ワンセグ、無線LAN、Bluetooth、QWERTYキーボードを搭載するモバイルブロードバンド端末 EM・ONEシリーズは、1号機のEM・ONEが年間5位、OSをWindows Mobile 6に刷新した「EM・ONEα」(2007年10月発売)は下半期5位、年間6位に入った。

 2008年3月28日に開始した音声サービス対応機種は、東芝製の「H11T」とHTC製のスマートフォン「EMONSTER」が登場。これら2機種は年度の都合上、集計対象期間が年度末の4日間のみとなるが、発売当初はドコモの国内ローミングに対応し、Bluetoothモデムとしても活用できる回転2軸ボディのH11Tが売れたようだ。

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音声サービス対応機種。ワンセグ、ドコモの国内ローミング、Bluetooth等に対応する東芝製端末「H11T」(左) Windows Mobile 6、フルキーボード搭載のHTC製スマートフォン「EMONSTER」(右)

 2008年4月現在、イー・モバイル端末は7.2Mbps通信対応の機種が好調だ。7.2MbpsのHSDPA通信対応機種には、下半期1位のD02HWを筆頭にPCカード型の「D02NE」(2008年2月発売)、CF型の「D01NXII」(2008年3月発売)などがあり、「定額で高速データ通信」を望むユーザーに売れている。

 次回は「ウィルコム編」をお届けします。

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