レビュー

写真で解説する「PRADA Phone by LG」(1/2 ページ)

“プラダケータイ”が日本でも発売。3インチの全面フルタッチスクリーンと洗練されたデザインが特徴の「PRADA Phone by LG」は、その世界観をまったく崩さず、国内携帯ユーザーのニーズをうまく取り入れた、いい意味で“ドコモ仕様”に沿った端末に仕上がっていた。

PRADA Phone by LG発表会で上映されたプラダオリジナル短編アニメーション「TREMBLED BLOSSAMS(揺れ動く花々)」の一場面

 LG電子とイタリアのファッションブランド“PRADA”のコラボ携帯「PRADA Phone by LG」(L852i)が国内でも登場する。

 2007年にヨーロッパやアジア市場などで発売された「The PRADA Phone by LG」(KE850)から約1年。ここまで時間がかかったのは、海外メーカーの端末が受け入れられにくく、ユーザーが携帯に求める要求も高い特殊な市場である「日本仕様」に徹したためだった。

 通信キャリアはNTTドコモを採用する。UI・ソフトウェアの日本語化や通信方式を日本で使えるW-CDMA(3G)仕様とする、いわゆる“ドコモ端末”にするための機能の実装とともに、特徴的な3インチのフルタッチパネルを指とタッチペンの双方で使える方式のパネルに変更した。

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 本端末はダイヤルキーを排し、キー入力も含めて画面に触れて操作するスタイルを採用する。国内ユーザーのマーケット調査を行った結果、国内市場においては、指のみより“ペン操作も使える方が望ましい”ことが分かった。その理由の1つに、ペン操作で操る携帯ゲーム機──ニンテンドーDSなどを身近に触れる機会の多いことが挙げられるという。

101(高さ)×54(幅)×12.7(厚さ)ミリ、重量92グラムのPRADA Phone by LG。持つと、見た目以上にコンパクトで軽量の印象を受ける。ディスプレイはワイドQVGA(240×400ピクセル)の3インチフルタッチパネル液晶
最下段に始話/クリア/終話キー(電話アイコンが赤く光る)、タッチパネル下段にメニュー、ダイヤルキー表示、メール、アドレス帳を表示するショートカットエリアが表示される
フラットで光沢のある裏面。上部にSchneider-Kreuznach(シュナイダー・クロイツナッハ)公認レンズを採用する200万画素AFカメラとLEDフォトライト(撮影補助用ライト)が備わる(左)。本体上面に赤外線ポート、右角にストラップホールを設ける(右)
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