最新デジアナ文具でスケジュールも手書きしてアップ!? サラサラ書き心地の良いゲルインキタイプも登場──NeoLAB「Neo smartpen A1」(1/3 ページ)
スマホがあれば、自分の予定も含めた必要な情報にいつどこからでもアクセスできます。とはいえ、予定があることを忘れてしまっては元も子もありません。「書いた」という実感の持てる手書きスケジュール帳をクラウドカレンダーにアップする新しいタイプのデジアナ文具を紹介します。
「忘れ物をしない」の欄に、小学校6年間で18回「△」(つまりバツ)のスタンプを押されていた筆者。「子どもらしいね」では通らなくなった年齢を迎えてからは、「システム手帳」と呼ばれる分厚いリフィルタイプの手帳を持ち歩いていました。
予定をはじめさまざまな情報を書き込めることや、手書きすることで記憶が定着するのは良いのですが、かさばりますし、毎年使用済みリフィルが溜まっていきます。また、使っていた頃は家に置き忘れてしまうと予定の調べようがないという課題も感じていました。
スマートフォンの良いところは、クラウド上にスケジュールを保管するのでいずれかのスマートフォンを持っていれば情報にアクセスできること、検索しやすいことなどが挙げられます。記憶に定着させるアナログとかさばらずどの端末でも確認できるデジタルのいいとこ取りをできないものか……。というわけで、デジアナ文具にたどり着きました。
デジアナ文具とは?
デジアナ文具の明確な定義はありません。手書きというアナログの良さに、検索性や保存性の高さなどデジタルの良さを融合させた文房具がこれに当てはまると考えられています。
記録方式には、ノートに印刷されたパターンを読み取る専用ノートの必要なものや、センサーの組み込まれた“クリップボード”上に好みのノートを置いて筆記することで筆跡を記録するものなどがありますし、保存形式も手書きした筆跡をスキャンしたようにデータとして保存できるもの、保存して色を塗ったり筆跡を削除したりして編集できるもの、手書き文字をテキスト化できるものなど種類はさまざまです。
クリップボードタイプのデジアナ文具。ペンタブレットと同じような仕組みで、電源を入れたボードの上に載せた紙に専用ペンで筆記していくことで座標をボードが記録。専用アプリと連携させると、そのデータをアプリが取り込み、デジタル化します。どんな紙でも良いので、コストパフォーマンスに優れているというメリットがあります
筆者が現在愛用しているのはNeoLABの「Neo smartpen」(ネオスマートペン)シリーズ。専用ノートのページに印刷されている独自パターンをペン先近くに搭載したセンサーで読み取り、それを座標として筆跡(運筆)を記録していくタイプのデジアナ文具です。
データを取り込むための専用スマホアプリ「Neo Studio 2022」が用意されており、スマホと連携させていない場合は書いたものを本体に保存します。スマホと連携させれば筆跡をそのまま保存してPDFや画像に変換可能。テキスト変換すれば、コピペして再利用することも容易です。
まさに、アナログとデジタルのいいとこ取りできるアイテムなのです。
Neo smartpenシリーズには、初代の「N2」からはじまり、「M1+」、文具好き向け「LAMY safari all black ncode」機能を制限し低価格化した「dimo」、そして待望のゲルインキタイプ「A1」があります。
専用ノート(Nノート)には、リングタイプ、パッドタイプ、ハードカバーなどの他、スケジュール帳「N planner」があります。
今回は、ゲルインキタイプの「Neo smartpen A1」(以下、A1)とリングタイプの「N ring notebook」(以下、notebook)、そして「N planner」で何ができるのかを見ていきましょう。
関連記事
- 約17時間利用可能なスマートペン「Neo smartpen M1+」発売 1万5500円(税込み)
NeoLABは、8月5日に書いた内容をデジタルで保存できるスマートペン「Neo smartpen M1+」を発売。約90分の充電で約17時間利用でき、取り扱いはAmazonで行う。価格は1万5500円(税込み)。 - 紙のメモをスマホに同期できる「Neo smartpen」、シリーズ最細・最軽量の「M1」登場
NeoLABは、6月8日に世界最細・最軽量の光学式スマートペン「Neo smartpen」の新シリーズ「Neo smartpen M1」を販売開始。一般のペンと同程度のサイズに既存の機能を集約・搭載し、好み応じて選べるカラーバリエーションを用意している。 - ワコム、手書きデジタルノートパッド「Bamboo Folio」「同 Slate」を発表
ワコムは、手書きした文書をデータ化できる“スマートパッド”製品2モデル「Bamboo Folio」「同 Slate」の発表を行った。 - モレスキン、紙+ペンの手書きデータをクラウドに保存・編集・検索できる「Smart Writing Set」
イタリアの老舗文具メーカーMoleskineが、デジタル文具「Smart Writing Set」を199ドルで発売した。紙に手書きした文字や絵をBluetooth経由でリアルタイムでiOS/Android端末のアプリに送り、データとして保存できる。デジタルデータにしてから編集したり検索することができる。 - 仕事も勉強も効率アップ! スマホ連携文具活用術
仕事の効率アップの鍵となる文房具選び。最近はスマホと組み合わせて使うことで、より便利に使える文房具が増えつつある。アナログとデジタルをうまく融合したスマホ連携文具を使いこなそう。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.