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そろそろ「夏モデル」?──“買い控え”の兆しも携帯販売ランキング(5月5日~5月11日)(1/3 ページ)

ゴールデンウィークが終わり、“親向け”小商戦も順当な動きが見られた。ただ今回は、次期モデルの発表が間近と思われる中、買い控えかと思われる動きがあった。

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変動少なく結果は順当──ただ、若干“買い控え”の傾向も


らくらくホンIV

 今回の販売ランキングはゴールデンウィーク後半から明けの集計。ドコモ端末の順位は1位から6位まで前回と同じ、キャリア総合ランキングでもauとソフトバンクモバイル端末に上位を奪われる結果になった。

 首位は前回と変わらず、富士通製の「らくらくホンIV」(2007年8月発売)が獲得。連続首位記録を「5」に伸ばした。

 続いて2位にパナソニック モバイルコミュニケーションズ製の「P905i」、3位にパナソニック モバイル製の「P705i」、4位にNEC製の「N905i」、5位にシャープ製の「SH905i」、6位に富士通製の「らくらくホンIVS」が入った。

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 首位のらくらくホンIVと6位のらくらくホンIVSは5月10日の母の日による“親需要”効果か、その人気は継続した。

 ドコモ端末のランキングに大きな変動はない。ただし今回はキャリア総合ランキングの上位をauとソフトバンク端末に奪われたことが少し気になる。ゴールデンウィーク明けの今週は、他キャリアよりやや購買需要が少なかったようだ。

 例年、ドコモはゴールデンウィーク前後のタイミングで夏モデルを発表している。2007年はゴールデンウィーク前の4月23日に904iシリーズ、2006年はゴールデンウィーク直後の5月11日に902iSシリーズを発表した。

 2008年の夏モデルは、すでにJATEの通過で906iや706iシリーズと思われるいくつかの機種の存在が明らかになっており、発表もそろそろと予想される。今回の結果は連休の終わりで単に需要が少なかっただけなのか、それとも新機種の登場を見据え、買い控えがすでに始まっている兆しなのだろうか。

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