“かざす”だけでクーポンが使える――日本マクドナルド、おサイフケータイ活用でCRM強化
日本マクドナルドホールディングスとマクドナルドの会員向けサービスを提供するThe JVが、おサイフケータイを使ったマクドナルドの新型クーポン「かざすクーポン」を発表。九州で商用実験を行い、今夏には首都圏での展開を目指す。
日本マクドナルドホールディングスと、マクドナルドの会員向けサービスを行うThe JV(ザ・ジェーブイ)が19日、おサイフケータイを使ったマクドナルドの新型クーポン「かざすクーポン」を発表した。5月20日から、福岡県・佐賀県・鹿児島県、荒尾市(熊本県)・日田市(大分県)・下関市(山口県)のマクドナルド175店舗でサービスを提供。NTTドコモ、au、ソフトバンクモバイルのおサイフケータイに対応する。マクドナルドではかざすクーポンを九州で商用実験をした後、来年の全国展開を目指す方針。首都圏での展開は今夏になる模様だ。
両社はかざすクーポンの提供開始に先立ち、福岡で記者会見を実施。日本マクドナルド取締役上席執行役員 兼 The JV 代表取締役社長の前田信一氏は、「時代の変化とともに、従来のマスメディア広告だけでなく、新たなeマーケティングの重要性が高まっている」と強調した。
「かざすクーポンでは、地域ごとや個人の特性や嗜好、または来店頻度に応じてきめ細かなクーポンを提供することができる。セグメントマーケティングやOne to Oneマーケティングにとって、重要なツールになる」(前田氏)
また、記者会見には、NTTドコモ 執行役員 兼 The JV取締役の夏野 剛氏も登壇。「外食産業に初めておサイフケータイのクーポンを導入できたのは、とても意義深いこと」と話した。
記者会見の模様と、かざすクーポンの詳細については、追って紹介する。
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