“Cyber-shot”ならではのおもしろさが詰まっている──「Cyber-shotケータイ W61S」:荻窪圭の携帯カメラでこう遊べ(5/7 ページ)
ドコモに続き、auでも“ケータイカメラはこうあるべき”と提案するソニー・エリクソン製のハイエンドデジカメケータイが登場した。ドコモ版“Cyber-shotケータイ”や本家“Cyber-shot”とどう違うか、SO905iCSとCyber-shot Tシリーズと比べた作例とともに「Cyber-shotケータイ W61S」のカメラ機能をチェックしていく。
Cyber-shotケータイ W61Sならではの撮影機能
Cyber-shotケータイ W61Sは、ドコモのSO905iCSと同様にさまざまな撮影機能を持っている。そこから注目すべきものをいくつか試そう。
まずは顔認識機能。メニューの「顔検出」を有効にすると、自動的に顔を見つけてそれにフォーカスなどを合わせて撮影してくれる。顔を認識する速度はそこそこ実用的なレベルだ。ファインダー内の顔が正面や少し斜め程度ならさっと見つけてくれる。なお、顔検出が有効になっているとデジタルズームが使えなくなるので少し注意したい。
さらに、最近のCyber-shotでおなじみの「スマイルシャッター」もある。検出した顔が笑顔になったら自動的に撮影してくれるというものだ
続いて「BestPic」機能。シャッターを1回切ると、その前後4枚ずつ合計9枚を連写し、そこからベストタイミングのものを選んで保存できる。連写速度は1秒少々で9枚と、かなりのもの。連写した写真は「全保存」も可能。それをやるとかなり待たされるが、連写写真をそのまま残したいときにいい。
BestPicはこのように動いているものを撮る時にすごく便利。さらに、シーンモードの「スポーツ」を併用すると、シャッタースピードが速くなるよう撮ってくれる。多少暗い場所でも強引に感度を上げてくれるので、動いているものを撮るときはなおさらおすすめだ。
これは水にちょっかいを出しているねこを、望遠+スポーツモード+BestPicで撮影した1枚。
ISO400、1/120秒で撮れた。こううまく撮れるとおもしろい。スポーツモードにすると、1/120秒を保ったまま最高ISO1000くらいまで上がるようだ。
動画はVGAサイズで3GPP2形式(MPEG-4)のものを撮れる。
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