ケータイでメタボ対策――ドコモとオムロンが「ウェルネスプラットフォーム」開発
NTTドコモとオムロンヘルスケアは、通信機能付きの健康機器と携帯電話を使い、メタボ対策や生活習慣病の改善指導の支援サービスを行うウェルネスプラットフォームを開発した。
NTTドコモとオムロンヘルスケアは7月15日、メタボリックシンドロームや生活習慣病の改善指導、運動・食事指導といった健康支援サービスの推進を目的とする携帯電話利用のウェルネスプラットフォームを発表した。
このプラットフォームは、オムロンヘルスケアが開発したBluetooth通信機能付きの健康機器(歩数計/体重体組成計/血圧計)で測定したバイタルデータを「F1100」が受信し、ドコモが開発した「バイタルデータ収集基盤」に送信。基盤内のデータベースが自動収集したデータをもとに、保健指導機関やヘルスケア関連企業が健康支援サービスを提供するというもの。
ユーザーは健康機器側にある送信ボタンを押すだけでデータを携帯電話(F1100)に自動送信でき、携帯電話を介して簡単にデータチェックや保健指導を受けることができる。
ドコモが開発したバイタルデータ収集基盤は、医療・健康データの通信プロトコルである「IEEE11073」に対応しているほか、通信技術を使った医療機器の有効活用とIT活用によりホームヘルスケアの普及促進を図る“コンティニュア・ヘルス・アライアンス”のガイドラインにも対応する予定。さらにドコモでは、さまざまな健康機器からのバイタルデータ収集と、保健指導・健康サービスとの接続を検討している。
なおドコモ・オムロンヘルスケア・NTTデータの3社は、7月14日から今回開発したウェルネスプラットフォームと、NTTデータとオムロンヘルスケアが共同開発した生活習慣改善支援アプリケーション「健康達人Pro」を接続し、合同の社内トライアルを実施しており、トライアルのデモンストレーションを2008年7月22日から開催される「WIRELESS JAPAN 2008」に出展する。
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