ニュース
EMA、ブラックリストのアクセス制限カテゴリー改善案に対する意見募集
モバイルコンテンツ審査・運用監視機構(EMA)が、ブラックリスト方式のアクセス制限対象カテゴリーの選択基準に関する意見書をまとめた。この改善案への意見を9月1日まで募集する。
モバイルコンテンツ審査・運用監視機構(EMA)が8月21日、ブラックリストを採用したフィルタリング方式における、アクセス制限対象カテゴリーの選択基準に関する改善案を発表した。同機構が6月に募集した意見を反映させたもので、EMAサイトからアクセスできる。また同日から、改善案に対する意見募集を開始した。
これは、総務省がネット上の違法・有害情報から青少年を保護するためのフィルタリングの方式について、原則ブラックリスト方式を適用するよう要請したことを受けた施策。要請にブラックリスト方式の対象カテゴリーの改善も含まれていることから、EMAが意見を募集していた。
対象カテゴリーの選択はネットスターが提供する分類を前提としており、改善案には「違法と思われる行為」「主張一般」「IT掲示板」「ギャンブル」「娯楽誌」「アルコール製品」「水着・下着・フェチ画像」「文章による性的表現」「コスプレ」「オカルト」などの項目について意見が盛り込まれた。
advertisement
なお、カテゴリー分類やサイト選択の改善に向けた今後の検討課題としては、アクセス制限するサイトを利用者が選べる「マイホワイト」「マイブラック」の導入や、複数のブラックリストから任意のリストを選べる環境の整備が挙がっている。
関連キーワード
ブラックリスト | フィルタリング | モバイルコンテンツ審査・運用監視機構 | 有害情報 | 総務省
関連記事
- EMA、フィルタリングの「ブラックリスト」改善案募集
モバイルコンテンツ審査・運用監視機構(EMA)は、「ブラックリスト方式」のフィルタリングサービスで遮断するサイトのカテゴリーについて、意見募集を始めた。 - 「ネット規制法、成立した後が大変」――PTA連会長が語る、フィルタリングの理想型
「民間による規制に実効性がなければ、国の関与が必要、という話になりかねない」――全国高校PTA連盟の会長が、今国会で成立する見込みの「青少年ネット規制法案」について、懸念を語った。 - EMA、インターネット上の違法・有害情報を規制する法案に反対意見を表明
モバイルコンテンツ審査・運用監視機構(EMA)が6月1日、衆議院青少年問題に関する特別委員会が検討している「青少年ネット規制法案」に反対意見を表明した。 ケータイサイトを審査・監視する「モバイルコンテンツ審査・運用監視機構」創立
健全なケータイサイトを認定・監視するモバイルコンテンツ審査・運用監視機構(EMA)が4月30日、創立記念総会を開催し、初年度の活動内容や役員、委員などを決定。会員名簿なども発表した。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.