調査リポート

iPhoneユーザー、約7割が“2台持ち”

MMD研究所が、iPhoneに関する利用動向の調査結果を発表。iPhoneに興味があるという回答は約4割となったが、「買いたい」と答えた人は6%にとどまっている。また、iPhone購入者の約7割がiPhone以外のケータイを併用する“2台持ち”で利用している。

 MMD研究所は9月2日、「iPhoneに関する利用動向調査」の結果を発表した。調査は8月8日から18日まで、遊ネットが運営する“AVI”など13社、14携帯サイトの協力を受けて実施したもので、有効回答数は4480人。

 同調査によれば、iPhoneに「興味はある」が37.6%、「購入したい」が5.7%、「購入しようとは思わない」が39.5%、「特になし」が16.6%となった。

 

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 「購入したい」「興味はある」と回答した人を対象に、iPhoneの購入したいと思う理由を調査したところ、「タッチスクリーン」が66.0%と最も多く、以下「インターネット機能」が56.7%、「音楽プレーヤー機能」が53.2%と並んだ。

 また「特になし」「購入しようとは思わない」と回答した人が購入しない理由については、「興味がないから」が54.0%と最多で、「今の携帯電話に満足しているから」が47.9%、「使いづらそうだから」が37.2%で続いた。なお女性では「絵文字が使えないから」が26.5%となっている。

 iPhoneに興味のある回答者を対象に、もしiPhoneを購入するならどのように購入するかを聞くと、NTTドコモユーザーは「ナンバーポータビリティする」が45.4%、「新規で買い増し購入」が27.8%。auユーザーでは「ナンバーポータビリティする」が51.9%、「新規で買い増し購入」が24.4%だった。

 またiPhoneを購入したい回答者を対象に、もしiPhoneを購入するならどのように購入するかを調査したところ、NTTドコモユーザーは「ナンバーポータビリティする」が38.2%、auユーザーは「新規で買い増し購入」が44.5%、ソフトバンクモバイルユーザーでは「機種変更する」が72.1%となった。

 iPhoneに興味があるNTTドコモおよびauのユーザーに、今後各キャリアからiPhoneが発売された場合に購入するかどうかを聞くと、NTTドコモユーザーでは「購入する」が73.6%、「購入しない」が26.4%、auユーザーでは「購入する」が72.5%、「購入しない」が27.5%となった。iPhoneの購入意向がないユーザーを見ると、各キャリアからiPhoneが発売された場合、「購入したい」と回答したのはNTTドコモで7.7%、auで7.0%だった。

 なお、iPhone購入者に携帯電話をいくつ使用しているかについては、「iPhone以外にもう1台携帯端末を所持している」が72.7%、「iPhone以外にもう2台以上携帯端末を所持している」が27.3%だった。またどのように購入したかという質問には、45.5%が「新規で買い増し購入した」、31.8%が「新規で購入」と回答した。購入の決め手については、「アップル社製品が好きだから」が40.9%、「音楽プレーヤー機能」が40.9%、「タッチスクリーン」が36.4%となっている。

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