第3回 OMNIAとiPhone 3G、どこが似ていて何が違うのか:現地版「OMNIA」レビュー(2/3 ページ)
大型のディスプレイにタッチパネルUIを採用するSamsung電子製の「OMNIA」。その形状などから“iPhone対抗”とみられることも多いようだが、どこが似ており、何が違うのか。改めてOMNIAとiPhone 3Gの両端末を同時に使い比べながら検証してみた。
OMNIAとiPhone 3Gに見えるユーザーインタフェースの差
では基本的な操作性はどうか。まずは電源投入直後の画面を比較する。
OMNIAは画面上にさまざまなウィジェットを配置する、TouchWiz UIと呼ぶユーザーインタフェース(UI)が特徴だ。ウィジェットの1つ1つは、一見してそれが何のアプリケーションなのか直感的に分かるようなデザインとなっている。ウィジェットにないアプリケーションは、メニュー画面に切り替えて利用する。
このメニュー画面ももちろんタッチ操作が行えるが、よくあるケータイのメニュー画面のデザインと大きく変わらない(アイコンデザインも従来のSamsung製端末と同じ)。すなわちOMNIAは、特徴的なウィジェットによるメイン画面と従来のメニュー画面を用途に応じて切り替えて利用できる。
iPhone 3Gのメニュー画面は、4列×5行、計20個のアプリケーションアイコン(一部、例えばカレンダーは当日の日付けが、メールは未読メール数が表示されるなど、ウィジェット的な機能も果たすものもある)が等間隔で並ぶスタイルで、基本的にはアプリケーションは1つのアイコンとして同列に扱われる。
最下段によく使う機能を4つ(デフォルトは電話、メール、Safari、iPod)配置できるほか、そのほかのアプリケーションは最大9つの仮想画面に自由に配置でき、ページをめくるように画面を切り替えながら使える。アプリケーション(やウィジェット)のすべてがアイコンとして等間隔のオブジェクトとして配置され、それを自分の好きな位置に配することで自由にカスタマイズできるようになっている。
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