調査リポート

おサイフケータイ、使いたいのは「コンビニ」「自販機」

トランスメディアGPが、おサイフケータイの利用実態に関する調査結果を発表。おサイフケータイの利用経験があるという回答は約1割にとどまったものの、「今後使いたい」という回答は半数に達した。

 トランスメディアGPは10月3日、「モバイルFeliCaによる店舗ポイントカードに関する意識調査」の結果を発表した。同調査は9月27日と28日の両日、同社のリサーチシステムを使用して、10代から50代の男女を対象に実施したもので、有効回答数は1193人。

 同調査によれば、FeliCaについて「全く知らなかった」ユーザーは42%、「あまり知らなかった」は13%で、全体の55%がよく知らないと回答した。これに対して「おサイフケータイ」や「Suica」という表現は82%の人が認知しており、所有の携帯がFeliCa機能に対応しているという回答は68%だった。

 携帯でFeliCaを使ったことがある人は12%に留まった。利用用途は「コンビニでの買い物」が84%と最も多く、「自動販売機」が31%、「ショッピング支払」が25%でこれに続いた。モバイルFeliCaの利用頻度は「月に1度」が29%で最多となり、以下「週に1度」が24%、「2~3日に1度」が20%となっている。

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 モバイルFeliCaを使う理由として「現金で払う手間が省け便利だから」が79%で最も多く、次に「ポイントが貯まるから」が39%、「カードがかさばらないから」が25%で続いた。

 今後「モバイルFeliCa」を使いたいという回答は50%。利用経験者は90%が今後も使いたいと回答している。希望用途は「コンビニで買い物」という回答が73%、「自動販売機で買い物」が50%、「ポイントカードや会員証」が37%、「定期券」が36%と並んだ。

 これに対して、今後「モバイルFeliCa」を使いたくないと思っている人は、「何ができるかよく分からない」という理由が51%で最も多く、「使い方がよく分からない」が40%、「携帯をなくしたら困るから」が28%と続いた。しかし、いつも利用している店でポイントカードや会員証としてモバイルFeliCaを利用することができたら利用したい、と回答した人は全体の70%を占めた。

 ポイントカードや会員証として利用したい理由は、「カードがかさばらないから」という回答が66%で最多となり、次に「カードを探す手間が省ける」が61%、「ポイントや履歴の確認がしやすい」が54%と続いた。なお、ポイントカードや会員証として利用したくない理由は「管理が面倒そう」が46%、「カードで十分」が31%、「セキュリティが不安」が27%と並んだ。

 ポイントカードや会員証として利用する場合、どんな機能があればもっと使いたいと思うかという質問に対しては、66%が「ポイントではなく現金が貯まる」と回答。これに39%の「ポイントや履歴の確認がしやすくなる」が続いた。

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