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シンプルで使いやすく、目に付くものがあったらパシャパシャ撮れそう……だが──「NM706i」荻窪圭の携帯カメラでこう遊べ(2/3 ページ)

ノキアらしい、キレイでかわいいデザインと横向きで気軽に構えて撮れるカメラ機能を備える「NM706i」。以前試したソフトバンクモバイルのノキア端末「X02NK(N95)」のカメラがなかなかのできだったが、今回試すNM706iのカメラはどうだろうか。使い勝手と写りをじっくりチェックしていく。

ただ、画質面ではけっこう不満あり

 では早速、いつもの黄色い象のすべり台とあずまやの作例を。


黄色い象のすべり台

あずまや

 固定フォーカス機ということもあるが、ディテールが不自然につぶれてしまい、発色も全体に青っぽい。期待どおりとはいいがたい仕上がりだ。

 続いて人物の作例も。

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外光下

 こちらもダイナミックレンジが狭く、発色はやはりイマイチ。200万画素の固定フォーカス機なのでディテールの描写力を強く望むのもかわいそうだが、階調の表現や発色は200万画素機であってもある程度は仕上げられる。やはり、もう少しがんばってほしかった。

 ちなみに動画はこのような感じに撮れる。

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 動画は320×240ピクセルのMPEG-4形式で記録されるが、フレームレートは秒10コマ程度かな。少しカクカクする動画になる。


池の白鳥

白鳥 2枚目

 こちらは池にいた白鳥を写した作例。NM706iの固定フォーカスは遠景重視のようで、近距離での撮影はやや苦手だ。1枚目はなんとかOKだったが、白鳥がにゅっーと首を伸ばしてきた“いいシャッターチャンスだった”2枚目は、あきらかにピンボケしてしまった。


 こちらの花の作例も、それほど近づいたわけではないがピンボケしていた。うーん残念。

 どのくらいからピントが合うのか試した範囲では1メートル弱から無限遠という感じかと思う。近くて60~80センチくらいがギリギリで許容できる距離のようだ。

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