“ケータイソムリエ”試験こと「MCPCケータイ実務検定」、実施日は1月28日に
モバイルコンピューティング推進コンソーシアム(MCPC)が総務省の後援を受けて実施する“ケータイソムリエ”試験こと「MCPCケータイ実務検定」の実施日が、2009年1月28日に変更になったようだ。
モバイルコンピューティング推進コンソーシアム(MCPC)は、総務省の「携帯電話サービス等の販売員等に係る検定試験に対する総務省後援の運用方針」に基づいて実施する「ケータイ実務検定」の実施日を2009年1月28日に変更した。当初は2008年11月15日に実施予定と発表していた。
ケータイ実務検定は、「多くの携帯電話販売関連業務等にかかわる者が技術・販売等の正しい知識を習得し、消費者への正確な情報の提供を行うことにより、利用者が携帯電話サービス等を安心・安全に利用することができる環境を整備するため」(発表資料より)に実施する検定試験。販売店の店員などが、一般のユーザーが自分のニーズにあったサービスや端末を選ぶ際に、複雑化している料金体系や販売制度をユーザーに分かりやすく説明できるスキルを持っているかどうかテストし、認定する。
試験は東京、大阪に加え、名古屋でも実施する。受験料は8400円で、申込期間は11月4日から12月19日。受験資格は満16歳以上。試験問題は4者択一形式の60問で、試験時間は10時から11時の1時間を予定している。試験問題は2008年10月末に刊行予定のMCPC監修「モバイル基礎テキスト」から出題する。
なお、実際に店頭などで消費者向けに携帯電話の販売を行う合格者には、有効期間1年間の「ケータイアドバイザー」のMCPC認定カードを発行し、更新を義務づけるという。その他の合格者には、全員に合格証を発行するが、更新期限は設けない方針だ。
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