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総務省、MCPCの「ケータイ実務検定」を後援──ケータイソムリエ試験が始動

総務省は3月31日、「携帯電話サービス等の販売員等に係る検定試験に対する総務省後援の運用方針」に基づいて、MCPCが主催する「ケータイ実務検定」を後援すると発表した。携帯電話販売員の知識レベルなどを認定する“ケータイソムリエ”試験が始動する。

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 総務省は3月31日、「携帯電話サービス等の販売員等に係る検定試験に対する総務省後援の運用方針」に基づいて、モバイルコンピューティング推進コンソーシアム(MCPC)が主催する「ケータイ実務検定」を後援することを明らかにした。

 MCPCのケータイ実務検定は、「多くの携帯電話販売関連業務等にかかわる者が技術・販売等の正しい知識を習得し、消費者への正確な情報の提供を行うことにより、利用者が携帯電話サービス等を安心・安全に利用することができる環境を整備するため」(発表資料より)に実施する検定試験で、

  1. 携帯電話サービス等の販売員等
  2. 携帯電話等の機器・ソフト開発に携わる者
  3. 学生等将来モバイル分野に携わる可能性がある者
  4. 消費者相談窓口の販売員等

を対象としている。第1回の試験は2008年11月15日に東京と大阪の2カ所で開催を予定している。検定料金は8400円の予定。

 今回の後援は、いわゆる“ケータイソムリエ”と呼ばれる資格認定制度の第1号となる。総務省が「モバイルビジネス活性化プラン」で必要性を指摘していた“販売員の資質向上を図るための資格認定制度や検定試験”に該当するもので、一般のユーザーが自分のニーズにあったサービスや端末を選ぶ際に、複雑化している料金体系や販売制度をユーザーに分かりやすく説明できるスキルがあるかどうかを認定する。

 MCPCは、前電波監理審議会会長の東京大学名誉教授 安田靖彦氏が会長を務め、KDDI、NTTドコモ、東芝、三菱電機が副会長を務める団体。会員企業には通信キャリアやPCメーカー、ソフトウェアメーカー、システムインテグレーターなどが名を連ね、モバイル関連の標準化や共通仕様の策定、関連書籍の出版や展示会の開催、技術者の教育など、さまざまな活動を行っている。ケータイ実務検定と似たような資格認定制度として、モバイル分野とIT分野の広い知識を習得していることを認定する「MCPCモバイルシステム技術検定」なども実施している。

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