レビュー

写真と動画で解説する「P-01A」(1/6 ページ)

好評の“Wオープンスタイル”を継承しつつ、開けるとキーの配列が変化する新機構“2WAYキー”を採用して進化したパナソニック モバイル製の「P-01A」。ワンセグやフルブラウザ、ゲーム、カメラなどを楽しむ「横向きUI」を3世代目にしてかなり満足のいくものに仕上げて登場する。

パナソニック モバイル製の「P-01A」。グラマラスレッド、グラファイトブラック、フロスティホワイト、シャンパンピンクの4色を用意する

 ディスプレイが横にも開く“Wオープンスタイル”を採用したVIERAケータイの3世代目が、パナソニック モバイルコミュニケーションズ製ハイエンドモデルの「P-01A」。初代モデルの「P905i」でスリムボディを維持したまま、ワンセグ視聴やフルブラウザ表示、メディアコンテンツ再生、ゲームなどを横向きで楽しめるヨコオープンスタイルを確立し、次の「P906i」でヒンジ機構の改良でデザインを洗練させるとともに、横向きUIを新たに備えた。そして今回のP-01Aは、ヨコオープン時にダイヤルキーの表記や配列が変化する驚きの新機構“2WAYキー”を備えてさらに進化した。

 2WAYキーは、通常スタイルとヨコオープンスタイルの利用シーン別に便利に機能を利用できるよう工夫された機構。ディスプレイを横向きに開くと、テンキー類の表記が横向きに、メニューキーはiモードキーが[フルブラウザ起動]キーに、カメラ/TVキーが[iアプリ]キーに、MENUキーが[カメラ/TVキー]に、メールキーが[メニュー]キーに変化する。

タテオープン時は、スタンダードなよくある折りたたみ形状。今までの操作性で気兼ねなく使える。グラマラスレッドとグラファイトブラックは、背面のクリアパネル下に模様が入る。フロスティホワイトは指紋付着が目立ちにくい半つや消しのホワイトカラーとなる

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逆ヒンジを採用したことで、背面のヒンジ付近がかなりすっきりした造形になった。そしてディスプレイを横に開いて“ヨコオープン”スタイルにできる
本体左側面はワンプッシュオープンボタン、上/下キー兼マナーキー、microSD(16GバイトまでのmicroSDHCに対応)スロット、ヨコオープン用スイッチ、右側面は平型イヤフォン端子、プッシュトーク/録画キーを備える
本体上面の右側にストラップホール、底面に充電/通信端子を備える

 この変化は、電子的に表示を切り替えるのではなく、キーシートを実際に上下にずらす物理的なギミックにより実現する。端末を閉じている時はダイヤルキーは横向き表示、逆ヒンジを採用した新たなWオープンヒンジ機構により、ディスプレイを縦に開くとキーシートが引っ張られて縦向き表示の文字列がダイヤルキー面に表示される。横に開くとキーシートは引っ張られないので横向き表示のままダイヤルキー面に現れる──。という仕組みだ。仕掛けそのものは知ってしまうとそれほど難しいものではないようだが、実際にここまで高度に、自然に搭載するのはやはり高度な技術が必要であろう。横向きのまま文字入力環境をどう解決するか、Wオープンスタイルを初めて採用したP905iから楽しみに待っていたが「そうきたか」という感じだ。

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ヨコオープンスタイルのまま、文字を入力できるようになった
ディスプレイを縦に開くといつもどおりの配列、横に開くと横向き用の配列にダイヤルキーが変化する。次のページに、実際に変化する様子がなんとなく分かる動画を載せた
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