ウォークマン技術を注入したフルスペックAVケータイ――「Walkman Phone, Premier3」
「Walkman Phone, Premier3」は、ソニーのウォークマン技術を取り入れ、音楽や映像サービスの“観る×聴く×拡がる”を追求したモデル。「W44S」以来となるデュアルオープンスタイルを採用し、ワイドな横画面でもAV機能を満喫できる。
ソニー・エリクソン・モバイルコミュニケーションズ製の「Walkman Phone, Premier3(プレミアキューブ、以下「Premier3」)」は、2008年12月に発売された「Walkman Phone, Xmini」と同様、ウォークマンの技術を採用した音楽ケータイだ。
「Premier3」の「3」は「キューブ」と読み、「3乗」を意味する。これは「聴く」「観る」「拡がる」を、閉じた「ミュージックスタイル」、縦に開いた「ミュージックスタイル」、横に開いた「シアタースタイル」の3つのスタイルで楽しむ――というコンセプトに由来する。
本体形状は、ソニー・エリクソン端末としては2006年12月に発売した「W44S」以来となる、デュアルオープンスタイルを採用。ワンセグやカメラ、LISMO Player、PCサイトビューアーなどの機能を横画面で利用できる。
音楽機能はXminiと同じく、ソニーのウォークマンにも搭載する高音質技術「クリアステレオ」「クリアベース」「DSEE」を採用し、高音域をクリアに、重低音を力強く再生できる。最大320kbpsの「着うたフルプラス」にも対応するほか、ワイヤレスで音楽を再生するBluetoothやFMトランスミッターも利用できる。さらに、PCを使わずにCDの楽曲をインポートできるオーディオ機器とのダイレクトエンコーディング機能を搭載する。
本体のスピーカーはモノラルだが、ステレオスピーカー内蔵の卓上ホルダにより、高音質で音楽や映像を再生できる。卓上ホルダやイヤフォン、音楽操作ができるリモコン、2GバイトのmicroSDなど付属品が充実しているのも魅力だ。
ディスプレイは3インチのフルワイドVGA(480×854ピクセル)液晶を搭載。カメラは319万画素CMOSで、手ブレ補正や顔検出AF(オートフォーカス)、笑顔検出などに対応する。日本語入力システムは、英単語の変換ができるPOBox Pro 3.0Eを採用した。
機種名 | Walkman Phone, Premier3 |
---|---|
サイズ(幅×高さ×厚さ) | 50×105×16.3(最厚部16.8)ミリ |
重さ | 約113グラム |
連続通話時間 | 約200分 |
連続待受時間 | 約220時間 |
カメラ | 有効319万画素 CMOS、AF対応 |
外部メモリ | microSD(最大2Gバイト) |
メインディスプレイ | 約3.0インチ液晶(480×854ピクセル) |
サブディスプレイ | 約1.72インチ(288×24ピクセル)有機EL |
主な機能 | LISMO ビデオクリップ、ワンセグ、FMラジオ、FMトランスミッター、Bluetooth、おサイフケータイ、EZ着うたフルプラス、EZ着うた/着うたフル、EZチャンネルプラス/EZチャンネル、EZナビウォーク、安心/災害時ナビ、EZニュースフラッシュ、オープンアプリプレイヤー ほか |
ボディカラー | スパークリングゴールド、パッショネイトピンク、ノーブルブラック |
関連キーワード
au 2009年春モデル | Walkman Phone, Premier3 | ウォークマンケータイ | 着うたフル | 卓上ホルダ | Bluetooth | 着うたフルプラス | LISMO | Walkman Phone, Xmini | 横画面 | 有機EL | POBox | ソニー・エリクソン・モバイルコミュニケーションズ | W44S
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