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スマホを10回充電可能 手のひらサイズのモバイル“燃料”バッテリー、登場カードリッジ交換で即満タン

燃料電池を活用したモバイルバッテリー「Nectar」を米国の企業がラスベガスのCESでお披露目した。日本への上陸なるか?

Lilliputian SystemsのWebサイトで紹介されている「Nectar」

 燃料電池製品などを展開する米ベンチャーのLilliputian Systemsと小売チェーンのBrookstoneは1月7日、燃料電池を活用したモバイルバッテリー「Nectar」をラスベガスで開催中の「2013 International CES」で発表した。手のひらサイズながら5万5000mWhの大容量を実現し、一般的なスマートフォンなら10回程度充電できる。

 ポッドとよばれる燃料電池のカードリッジを差し替えながら使う製品。使用後にコンセントやUSBを使って充電する一般的なモバイルバッテリーとは異なり、ポッドを交換すれば即座にフル給電が可能になる。給電用の端子はUSB。

 ポッドの重さは35グラム、製品全体の重さは200グラム程度。フルチャージされたポッドの容量は5万5000mWhで、モバイルバッテリーの標準的な電圧である3.7Vで換算すると約1万5000mAhとなる。

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 販売パートナーのBrookstoneでは、2013年夏から米国の店舗やWebショップで販売する予定。価格は299.99ドルで、取り換え用のポッドは1個9.99ドルで販売する。

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