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「iPhone 6」は9月19日に発売? 「iWatch」は本当に出る?――Appleイベントの見どころすべては今夜明らかに(1/3 ページ)

昨今は事前のリーク情報が多く、以前ほどサプライズがなくなった感もあるAppleの発表イベント。しかし、今回はさまざまな事前予想を見聞きしたうえで、実際の発表内容が気になる方も多いのではないだろうか?

 いよいよ数時間後に迫った米Appleのスペシャルイベント。開始時間は現地時間で9月9日午前10時、日本時間では9月10日午前2時の深夜からだ。同社は特設ページを開設しており、発表の模様をライブストリーミングで中継する。視聴するには、OS X 10.6.8以降のSafari 5.1.10以降、iOS 6以降のSafari、またはApple TV(ソフトウェア5.0.2以降の第2世代/第3世代モデル)が必要だ。

Appleイベント特設ページ。カウントダウン中だ

 今回発表される新製品として、特に有力視されているのが「iPhone 6(仮称)」と呼ばれている次期iPhoneだろう。iPhoneは年に1回モデルチェンジしており、iPhone 5が2012年9月12日iPhone 5s/5cが2013年9月10日(いずれも現地時間)に発表されてきた経緯からも、次期iPhoneが登場するのはほぼ間違いない。

ITmediaで入手した「iPhone 6(仮称)」のモックアップ。左は現行のiPhone 5s、右が4.7型のiPhone 6モックアップだ。画面にはiOS 7のホーム画面シールが貼られていた
裏から見ると、デザインが大きく異なることが分かる。iPhone 6は曲線的なフォルムと、上下に分かれた「D」の字のデザインが印象的だ。しかし、本当にこのモックアップと同じデザインなのだろうか……

 ちなみに、iPhone 5はイエルバブエナ・アートセンター(YBCA)で、iPhone 5sはAppleの本社キャンパスで発表が行われたが、今回は米カリフォルニア州クパチーノのフリントセンター(Flint Center for the Performing Arts)を選んできた。過去2年の会場より広く、故スティーブ・ジョブズ氏が1984年に初代Macintoshを披露した記念すべき場所だ。これは歴史に名を刻むような新製品を発表する決意とも受け取れる。

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 想像力豊かな世界中のAppleウォッチャーの期待値が高まることを想定しながら、あえてフリントセンターを会場に選ぶことで「ハードルを上げてきた」わけだ。それだけに、画期的な新製品の登場をいつにも増して期待している方も多いことだろう。

 とはいえ、いかに次期iPhoneが優れたスマートフォンに進化しようと、現存するiPhoneの延長線上にある製品であることは間違いない。それを発表するだけで、果たしてハードルが過剰に上がったオーディエンスの期待に応えられるのだろうか?

 その答えは、恐らくノーだ。9月9日のイベント開催をいち早く報道したRe/codeは、このイベントで次期iPhoneとともに新しいウェアラブルデバイスが発表されると予測している。また、Reutersは今回のイベントに普段と異なるファッション誌の編集者やブロガーも招待されていることを伝えており、ウェアラブルデバイス発表のためではないかという。

 イベントの招待状に書かれた「Wish we could say more.」(もっと話せたらいいのだけれど)という思わせぶりな文章、過去に歴史的な発表が行われた広い会場、そして信頼性が高いとみられるリーク情報なども考慮すると、Appleが次期iPhoneとともに、「iWatch(仮称)」と呼ばれる腕時計型のウェアラブルデバイスを発表するという予想は、かなりの真実味を帯びてくる。

イベントの招待状。あまりにシンプルなデザインで、何が発表されるのか予想するのは難しい。「Wish we could say more.」(もっと話せたらいいのだけれど)の文章が、iPhone以外の何かも予感させる

 問題はそれぞれの中身だ。

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