“Force Touch”搭載の「Mate S」、感圧タッチでスマホ操作はこう変わる:重さも量れる(3/4 ページ)
新型iPhoneにも搭載されるとうわさの「Force Touch」(感圧タッチ)技術を搭載したHuaweiの「Mate S」。同社のリチャード・ユーCEOが新しいタッチ体験の一端を披露した。
Mate Sはカメラとその操作体系も大きく進化した。カメラはマニュアルモードや各種エフェクトを数多くそろえ、専用機レベルの写真を撮影できる――とアピール。またセルフィー(自撮り)利用者のためにインカメラを従来の500万画素から800万画素に引き上げるとともに、より美しい顔写真を自然に撮影できるビューティーモードも改善された。
そして撮影した写真を簡単にプリントできるように、ワイヤレス接続が可能な各社のプリンターをサポート。16社800モデルでワイヤレス印刷が可能で、この対応機種はスマートフォンの中でも最大とのことだ。
その他の機能としては、3つのマイクを搭載したことで録音時のノイズに強くなり、さらに会議中などどの方向からの発言なのかを視覚的に表示することも可能になった。またデュアルSIMモデルが用意され、2つのスロット両方がLTEに対応する。だが動作画面を見る限り、片側は常に2G接続となるようだ。
デュアルSIMスロットを搭載。従来は片方がLTE専用、片方が2G専用という組み合わせしかできなかったが、Mate SはどちらでもLTE通信ができるデュアル仕様だ。ただし、LTEの同時通信や同時待受はできないようだ
また日本人ユーザーにうれしいのが防水仕様。最新のナノコーティングを施すことで実現したという。そして急速充電に対応し、iPhone 6 Plusの2倍の充電速度で本体を充電できる。10分間の充電で、2時間の通話も可能だ。
カラーは前述したコーラルピンク(Coral Pink)、ミスティークシャンパン(Mystique Champagne)、チタニウムグレー(Titanium Grey)、プレステージゴールド(Prestige Gold)の4色。このうちピンクとゴールドは64Gバイトのストレージを持つ“プレミアムモデル”で、欧州市場での価格は699ユーロ(約9万4500円)。シャンパンとグレーは標準モデルと呼ばれ、ストレージ容量は32Gバイト、価格は649ユーロ(約8万7800円)となる。この2モデルは9月15日から欧州市場で予約を受け付ける。
なおMate Sの目玉ともいえるForce Touchテクノロジーだが、搭載するのはストレージ容量が128Gバイトの最上位モデルのみ。価格や発売時期などは未定だ。
イベントでは具体的な発売国として32カ国がアナウンスされたが、日本は含まれていなかった。だがプレスリリースでは日本での発売も予定されており、日本市場への投入時期や販売価格についての詳細が待たれる。
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