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200文字入力に10分! iPhone初心者が「フリック入力」を覚えたら……(1/2 ページ)

超ITオンチな妻に最新iPhoneを渡して、奮闘する様をつぶさに観察する「彼女はiPhoneを使いこなせない」。今回はフリック入力にチャレンジします。

 超ITオンチな妻に最新iPhoneを渡して、奮闘する様をつぶさに観察する「彼女はiPhoneを使いこなせない」。無事にiPhone 6sに機種変更でき、悪戦苦闘しつつもアプリのインストール方法を覚え、アドレス帳も無事に移し替えることができた。

 しかし、iPhoneの操作と仕組みはまだほとんど分かっていない。設定画面を開いては首をかしげ、iPhoneにプッシュされる通知は「内容が1ミリも分からない」と、ほとんど読まずに「あとで」ボタンでやり過ごす日々が続いている。

 今回は、iPhone操作の基本中の基本、“フリック入力”を覚えてもらうことにした。

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200文字の入力に10分以上かかる妻

 妻は最近、「あすけん」というダイエットアプリにハマっている。毎日の食事内容を入力したり、就寝前に布団の中で日記をしたためているのだが、見ているこっちがアタマをかきむしりたくなるくらい入力がスローモー。ねえねえ、文字入力を劇的に早くする方法があるんだけど知りたくない?

 入力が早くできるって、フリックなんちゃらってヤツのこと?

 お、名前は知ってるのね。それだよ。

 職場の人に教えてもらったから試してみたけど、操作が難しいね。

 でも、ガラケーのように(トグル式)、“お”を表示するのに“あ”を5回押すよりはマシでしょ。

 いや、あたしにとっては大差ないね。だからガラケーのやり方で入力してるよ。

 ちなみに、文章入力にどれくらい時間かかってる?

 (あすけんの日記画面を見せながら)毎日200文字くらいの日記を書いているんだけど、早くて10分。手間取ると15分かかる。

 200文字=Twitter2回分くらいの長さで10分オーバーか……。純粋な好奇心で聞くんだけど、どうやったらこんな短文に10分以上もかけられるの?

 1文字入れては“よしっ”、次の1字入れては“おしっ”って1文字1文字、しっかり目視チェックしながらやってるから。でないと入力ミスしちゃうでしょ?

だまされたと思って、フリック入力で過ごしてみる

 クリック感のないスマホはガラケーよりも心細いらしい。入力する様子をまじまじと見せてもらったが、「お」を表示するのに、ゆっくりと確かめるように「あ」をイチ……ニ……サン……シ……ゴ……くらいの動きで押す。もちろん使うのは人差し指のみ。

 なるほど……。そのスピードだと、誰かにメール返信するのも大変じゃない?

 ぶっちゃけキツイね。なんせ、1通返信するたびに5~10分もかかっちゃうわけだから。

 だまされたと思って、フリックに換えよう。慣れたらゼッタイこっちのほうが早いよ。

 あたしも今の状況はつらいから、なんとか覚えてみるよ。

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