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200文字入力に10分! iPhone初心者が「フリック入力」を覚えたら……(2/2 ページ)

超ITオンチな妻に最新iPhoneを渡して、奮闘する様をつぶさに観察する「彼女はiPhoneを使いこなせない」。今回はフリック入力にチャレンジします。

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 フリック入力のイロハを教え、練習としてその場で2人で何往復かメッセンジャーをやりとりしてみた。動きはまだ遅いが、いわゆるトグル式よりは早く入力できそうだとは思えたようで、「しばらくフリック入力でやってみる」気になってくれた。


僕の送ったテキストをフリックで書かせてみる練習(シーラカンスってなんだ…?)

フリック限定のほうがむしろ使いやすいようだ

 たださあ……フリックで“ただしい”って入力しようとしても、2回めの“た”が“ち”になってしまうのがうっとうしいね。“た”のあとに一呼吸おいて待たないと、次の“だ”を入力できないから動きが止まっちゃう。

 あぁ、“同じ文字を連続入力するとき、待つか確定しないと次に進めない問題”ね。

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 何とかする方法はないのかしら。

 あるよ。キーボードをフリック限定にしてしまえばいい。

 「設定」>>「一般」>>「キーボード」と進み、「フリックのみ」をオンにして、再度入力させてみると妻は感激した。

 おおっ、サクサク書ける! “ただしい(正しい)”も、“かがみ(鏡)”も、“サザエさん”も、“はばつ(派閥)”も、らくらくだ~。

 ふつうの主婦が、“派閥”なんて文字を使う機会ないやろ……。

 あれ? フリック限定にしちゃうと、ガラケー式で入力はできなくなるのね。

 そう。これでさっきの問題は起きなくなるんだけど、気に入らないなら限定を解除しようか?

 いや、フリック限定のほうが早く書けそうな気がするから、このままで大丈夫。

 フリックに慣れてきたら、両手で書けるようになる日も遠くないよ。

 若い子が両手で目にも止まらぬ早ワザで画面をこするアレのことね……。そのレベルに届くにはまだ時間がかかりそうだわ。

妻の「あたしにも言わせて!」

 フリック入力に切り替えて2週間になります。これまで10分かかっていたのが9分になったくらいで、劇的にスピードアップした…とはまだいえません。それより最近気になってしょうがないのが、文章の訂正をするとき、狙った場所にカーソルを置けないこと。「シーラカンス」の「シーラ」と「カンス」の間にカーソルを置きたいのに、何度やっても「シーラカ」「ンス」とか「シー」「ラカンス」になってしまうんです。なんでじゃ~!

中山順司(なかやま じゅんじ)

ロードバイクをこよなく愛するアラフォーブロガー。ブログ「サイクルガジェット」運営。“徹底的&圧倒的なユーザー目線で情熱的に情報発信する”ことがモットー。ちょっぴり健康が気になって、自転車でも始めようかなとお考えの方が、「こんなコンテンツが読みたかった!」とヒザを打って喜ぶ記事をつくります。

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