連載

コンピュータを「手で直接」操作できたら――広がる可能性

 デザイナーのジェームズ・パッテンは「現在、コンピュータの優れた創造性はPCや携帯電話の画面の中だけに閉じ込められている」と言います。

 私たちはコンピュータの操作に手と入力装置(マウス/キーボード/タッチスクリーン)を使用しています。もしこれがダイレクトに「手だけ」で操作できるようになったら、コンピュータの可能性は大きく広がります。

 手によって「コンピュータの表現を私達がいる物質世界に引っ張り出すこと」ができたら、コンピュータにしかできないことと人間にしかできないことの垣根を越え、片方の技術では解決することが難しい問題に新しい観点からチャレンジすることができる――それがジェームズ・パッテンの主張すること。

advertisement

 コンピュータのインタフェースを現実の世界に取りだして自分の手で操作できる日が、すぐそこまで来ているのかもしれませんね。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.