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「あるもの」を使った無線インターネットの究極系……が研究開発中

 スマートフォンなどを含め、無線によるインターネットはすっかり身近なものになりました。しかしそれらは、電波塔などのインフラ設備があってこそ可能になるものです。ところがハラルド・ハースは、あるものを使うとそのようなインフラが整備されていなくても、インターネットを使えるようになると言います。

 そのあるものとはLEDと太陽電池。LEDから発生する光を微妙に変化させる事によって、太陽電池を通してインターネットに接続するシステムを、現在ハラルド・ハースと研究チームが開発しています。速度は数十Mbpsとブロードバンド程度。これが実用化されれば、インターネットに接続できる地域は飛躍的に増えるでしょうし、既にインフラが整備されているところでも、無線接続の速度が大幅に伸びるでしょう。ぜひ実現してほしい技術です。

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