連載

MITで研究中の「第六感」デバイスとは何か?

 MITメディアラボの研究者であるパティ・マースは、非常に独特なデバイスの開発に携わっています。スマートフォンを使って情報を検索するような、現在ではどこででも見られるようなこととは違い、「第六感」に関する情報へのアクセスを簡単にするデバイスの開発です。

 デモで実際に使われているものは、小さな鏡のついた電池式プロジェクターで、首から提げる形のものです。それは4本の指の動きを追跡するカメラを搭載したもので、面に投射されたデータとのやりとりが可能です。まだ開発途中ですが、将来的にはスマートフォンより安価でスタイリッシュなものになるでしょう。

 このデバイスを着用すれば、目の前にあるのがどんなものでも、それについての情報を与えてくれます。例えば書店で本を手に取ると、その本のAmazonでの評価が投影されるといった……こんな映画の中のようなことが現実になる日はそう遠くないと、パティ・マースは語ります。

advertisement

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.