2代目「ロボホン」2月27日発売 “歩行レス”登場の狙いは?(2/3 ページ)
シャープが約2年ぶりに「RoBoHon(ロボホン)」をモデルチェンジ。歩行・起き上がりに対応しない代わりに価格を抑えたライトモデルも登場。新サービスも順次投入する。
新サービスも登場
第2世代の登場に伴い、新しいサービスも登場する。新サービスは第1世代を含む全てのロボホンに対応しており、アプリの追加で利用できるようになる。
お留守番(一部機能は有料)
「お留守番」は、ロボホンが人物を検知すると、指定したメールアドレスに通知を送ってくれる検知時に撮影した写真を添えて機能。
月額300円の有料プランに加入すると、スマートフォンと連携したリアルタイム映像確認も利用できる。専用アプリ(※3)をインストールしたスマホからロボホン(カメラ)の顔振りはもちろん、任意のテキストメッセージをロボホンにしゃべらせることも可能だ。
※3 発売当初はAndroid 4.3以降を搭載するAndroidスマホに対応。iOS(iPhone)対応は2019年4月予定
ヘルスケア(5月開始予定、一部機能は有料)
「ヘルスケア」は、ロボホンに自分の体重や歩数などを伝えると、それに合わせた健康アドバイスをしてくれるサービス。タニタの体組成計と連携すると、計測中にロボホンが話しかけてくれるという。提供開始は5月を予定している。
有料サービス(月額300円)に加入すると、食事アドバイス機能も利用できる。
ボクと歌お(6月開始予定、有料)
「ボクと歌お」は、その名の通りロボホンが歌ってくれるサービス。提供開始は6月を予定しており、「月額500円以下」(説明員)の有料サービスとなる。
従来のロボホンは童謡のみ歌うことができたが(童謡歌唱は引き続き無料)、このサービスを契約すると「話題の歌」「カラオケの人気曲」も歌のレパートリーに加わる。
楽曲コンテンツは、カラオケサービス「JOYSOUND(ジョイサウンド)」を運営するエクシングが提供。音声合成は、HOYAの開発した「歌声合成技術」(参考リンク)を採用する。
ロブリック(Webブラウザベースのソフトウェア、有料)
「ロブリック」は、Webベースのロボホン用プログラミングツール。「言語」ではなくブロック状のオブジェクトを組み合わせることで、ロボホンにさまざまな動作をさせられる。表示は日本語の他、英語と中国語にも対応しているので「語学学習にも活用できる」という。
このツールは従来、法人向けに展開していたが「プログラミングの自習用に自宅でも使いたい」といった声があったことから、2月28日から一般ユーザーにもライセンスを販売することになった。販売価格は8900円で、ロボホン購入者のみアクセスできるサイトから購入できる。
なお、RoBoHon liteについては歩行や起き上がりに関する命令には対応しないので注意が必要だ。
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