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70代以上のスマホ保有率がケータイを上回る――ドコモの「ケータイ社会白書 2019年版」が無償公開
NTTドコモの企業内研究所「モバイル社会研究所」が、2010年~2019年の10年分のモバイルICT利用動向をまとめた「ケータイ社会白書 2019年版」を無償公開した。調査結果を各章のポイントごとにまとめた要約版も合わせて公開している。
NTTドコモの企業内研究所「モバイル社会研究所」は8月27日、「ケータイ社会白書 2019年版」を無償公開した。2010年~2019年の10年分のモバイルICT利用動向をまとめたもので、併せて調査結果を各章のポイントごとにまとめた要約版も合わせて公開している。
同研究所では2004年の設立時から、モバイルICTの利用動向の経年変化を把握する基本調査やライフスタイルに見られるトピックスを継続して研究している。今回の白書ではモバイルICTの10年間の利用動向をはじめ、子どもやシニアの利用実態やスマホマナーなど幅広い内容に関する豊富なデータを掲載している。
2019年に見られた特徴は、2010年にはわずか4.4%だったスマートフォン比率(2台目まで含む)が85%と大幅に増加。とくに子どものスマートフォン利用は中学生で7~8割に拡大し 、スマートフォンを利用する小中学生の8割以上は「何らかの親子間ルールを設定している」と回答している。
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一方、シニアのスマートフォン所有状況では、70代のスマートフォン所有が初めてケータイ所有を上回った。このほか「歩行中または食事中の利用は30代以下のスマホ・ケータイ所有者の過半数が行っている」など、モバイルICTの使い方についても分析している。
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