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トーンモバイルが全事業を12月1日付でDTIに譲渡 フリービットはCCCとの業務提携を解消

カルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)とフリービットが合弁で提供してきた「トーンモバイル」が、フリービット傘下のドリーム・トレイン・インターネット(DTI)に事業移管されることになった。合わせて、CCCとフリービットの業務提携も解消される。

 フリービットは10月17日、12月1日付でトーンモバイルの全事業をドリーム・トレイン・インターネット(DTI)に承継する予定であることを発表した。これに伴い、同社はカルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)との業務提携を解消する。


フリービットからのニュースリリース(一部:PDF形式)

事業承継の概要

 トーンモバイルは、フリービットのMVNOサービス「freebit mobile(フリービットモバイル)」が前身。2015年2月、同社はCCCグループと資本・業務提携を締結。freebit mobileの事業をフリービットモバイル(現在のトーンモバイル)に移管した上で、同事業をCCCと同社の合弁に移行した。

 今回の事業承継は、12月1日付でトーンモバイルが全事業を「会社分割」し、フリービットの子会社であるDTIに引き継ぐ形態で行われる。これに伴い、DTIはトーンモバイルに対して8億8000万円を交付する。

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DTI移管後も“当面の間”はサービスを継続

 12月1日も、当面の間はCCCグループ(TSUTAYA、カメラのキタムラ)の店舗においてトーンモバイル関連サービスが提供される。Tポイントに関しても同様だ。

 ただし、ニュースリリースでは「新たな協業先等との展開なども準備」していくとしており、今後CCCカラーが薄れる可能性もある。


トーンモバイルのWebサイトでも事業移管の予定を告知している

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