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タビジョのスマホ街ある記(南イタリア編):Huawei「P30」と「P30 lite」で撮り比べ!(2/4 ページ)

特にカメラが詳しいわけでもないとある旅好きのITmediaスタッフが、有給休暇で旅に出てひたすらスマホカメラで写真を撮り、その旅を紹介するだけの不定期連載です。今回使ったのは「HUAWEI P30」と「HUAWEI P30 lite」。個人でP30 liteを使っているのだけど、P30を使う機会にも恵まれたので、撮り比べをしてみた。

2000年近く前の街を散策――ポンペイ遺跡

 翌朝はポンペイ遺跡へ出発。ナポリからポンペイへは幾つかの路線があるが、筆者はベスビオ周遊鉄道にした。ポンペイ遺跡のすぐ近くに駅があるのと、その後そのままソレントに行けるので、駅で荷物を預けるのに最適だと思ったから。しかし後に、ポンペイ遺跡では無料の荷物預かりサービスがあることを知る……。無料ロッカーがある情報は仕入れていたものの、数に限りもあるだろうし……と思ったらなんと有人の預り所ができていた! これから行く方はぜひ、駅で預け料金を払わずにポンペイ遺跡のサービスを利用してほしい。

 世界遺産のポンペイ遺跡は、紀元79年にベスビオ火山の噴火で街全体が灰に埋まってしまった「一晩で消えた街」として有名な遺跡。当時の街がほぼそのまま原型をとどめており、遺跡巡りは2000年近く昔のローマの街並みを歩くのと同じ。いわゆるローマ文化をイメージする神殿や円形劇場などももちろん圧巻だが、目抜き通りや通り沿いにある居酒屋、大衆浴場、娼館、民家など、より人々の生活が見えるものがきれいに復元されていることとその保存状態に感動する。

 修復作業はいまだに行われている。かつて消滅してしまった街が2000年後に復元している素晴らしさを感じるためにも、出土品が展示されているナポリの考古学博物館はぜひともセットで訪れてほしい。ポンペイを訪れた日はとても天気がよく、撮影もはかどったので、ここからは写真で紹介する。

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P30で撮影。マリーナ門から入ってすぐのあたり

P30で撮影したヴィーナスの神殿

P30 liteで撮影

P30 liteで撮影した円形闘技場

P30で撮影。食堂の厨房は奥の壁画まではっきり写せている。

P30 liteで撮影。全体的に白飛びしている

P30で撮影。建物の壁に書かれた文字(広告?)

P30で撮影。有名な秘儀荘の壁画の色鮮やかさ

いずれもP30で撮影。見たかったものの1つ、被害にあった当時の人々の石こう型。灰に埋もれた人の部分が空洞となり、そこに石こうを流したもの。人だけではなく動物もあった

P30 liteで撮影。10キロほど先のあの山が噴火し、ポンペイの街に火砕流を降らせた

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