レビュー

「Galaxy Z Flip」の実機に触れる 縦長+小型だけがメリットじゃない(2/2 ページ)

Samsungが、縦に折りたためるスマートフォン「Galaxy Z Flip」を発表。開くと縦長の6.7型ディスプレイが現れ、閉じると正方形に近いコンパクトな形状になる。Galaxy UNPACKED 2020のイベント会場に展示されていた実機を写真とともにお伝えする。

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Galaxy Foldと異なり超薄型のガラスを採用

 プラスチックOLEDを採用していたGalaxy Foldや他のフォルダブルスマートフォンとは異なり、Galaxy Z Flipは、超薄型のガラスを採用しているのも技術的な特徴だ。折り曲げる部分はわずかにたわみがあったが、触ってみた限り、Galaxy Foldのときより硬さがあったような印象も受ける。

 一方で、指紋センサーはディスプレイ内蔵ではなく、側面に搭載された。これは、フォルダブルディスプレイには搭載が難しかったからだとみていいだろう。また、サイズがコンパクトなためか、残念ながらGalaxy Z Flipは5Gには非対応となる。UNPACKEDでも、開始直後にいきなり発表されたが、これは全機種5G対応のGalaxy S20シリーズが後ろに控えていたためだと考えられる。


指紋センサーは側面に搭載された

通信方式はLTE。5Gには非対応となる

背面にデュアルカメラを搭載

 Galaxy S20シリーズは、トリプルカメラもしくはクアッドカメラだが、Galaxy Z Flipは超広角と広角のデュアルカメラで、望遠レンズは搭載しない。ただし、Galaxy S20シリーズが搭載する「シングルテイク」には対応する。21.9:9の画面比率に合わせた撮影モードも備えている。

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カメラは超広角と広角のデュアル

画面比率に合わせたアスペクト比で撮影できる

(取材協力:サムスン電子ジャパン

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