石野純也のMobile Eye:
日本航空とドコモは、ahamoをホワイトレーベルとして提供する新たな協業サービスを6月25日に開始する。JALは海外ローミング無料の強みを生かし、ドコモは強固な会員基盤をフックに新規顧客の開拓を狙う。MNOのホワイトレーベル参入は異例であり、好調だったIIJmioなどMVNO市場に与える影響は大きい。
キャリアの制約を受けないオープン市場向け端末を扱う新ブランド「au Flex Style」がKDDIから誕生した。主力はあくまでauモデルとしつつ、接続性を担保した上で個性的なスマホをそろえる。今後は高額割賦への対応や回線契約との導線強化、ローソン等との連携も含めた体験価値の向上が期待される。
石野純也のMobile Eye:
Xiaomiは5月28日に廉価ハイエンドモデルの「Xiaomi 17Tシリーズ」をグローバル発表した。最上位モデル発売からわずか3カ月という異例の早さでの投入はグローバルでのラインアップ調整が背景にある。日本では価格上昇を抑えつつFeliCa搭載で展開するが今後は大手キャリアでの採用拡大が課題となりそうだ。
日本市場で前年比4倍の急成長を遂げたNothingが新型ミッドレンジ2機種を国内投入する。KDDIの販路開拓や楽天モバイルとのカニバリ回避など、キャリアごとの巧みな戦略が明かされた。カメラの強化や生成AIウィジェットの搭載に加え、年内開設の直営店でさらなるブランド認知を狙う。
石野純也のMobile Eye:
KDDIは2025年の料金値上げによりユーザー数を維持したままARPUを大幅に向上させ決算で好業績を収めた。追随するソフトバンクもサービス拡充を伴う値上げに踏み切り2027年度に1000億円規模の増収を目指す。一方ドコモや楽天は据え置きを維持しており上位2社はオンラインブランドを楽天対抗の盾にする戦略だ。
折りたたみスマートフォン「OPPO Find N6」は、折り目の少なさやペン対応が特徴だ。価格はグローバル版より戦略的に安く設定され、限定的な台数ながら日本市場への期待を示す布石となっている。今後は最上位カメラのUltra投入も控えており、キャリアの新しい販売スタイルとの連携強化も注目される。
石野純也のMobile Eye:
ソニーは望遠カメラの刷新やAIカメラアシスタントを搭載したフラグシップ「Xperia 1 VIII」を発表した。クリエイター向けからライト層へ間口を広げた背景には、Xperia 5シリーズの事実上の終了に伴うラインアップ集約がある。一方、最小構成で23万円超への値上げは、一芸を重視する他社ハイエンド競合の中で販売への大きな挑戦となる。
石野純也のMobile Eye:
ドコモは2025年度決算で減益を記録したが、新料金プランの浸透によりARPUは回復の兆しを見せている。ネットワークは5G基地局の増設や3G停波による周波数転用で改善を図るも、依然として他社との差は大きい。通信品質が足かせとなり、競合他社のような既存プランの値上げに踏み切れない苦境が浮き彫りとなっている。
MVNOに聞く:
ANA Xが展開する「ANAモバイル」は料金の20%をマイルで還元する異例の高還元率が特徴のMVNOサービス。ホワイトレーベルではなく自社でMVNOを構築することで、自由度の高いプラン設計や独自の世界観を実現した。日常の接点から航空需要を喚起する新たな通信サービスの形を目指している。
石野純也のMobile Eye:
総務省の専門委員会で、端末割引規制やSIM単体契約の利益提供に関する見直し議論が本格化している。短期間で乗り換えを繰り返す「ホッピング」対策として、還元の分割提供や期間拘束の緩和が検討中だ。端末購入プログラムの残価算出については、一律の定率法を巡りアップルと他社で意見が分かれている。
石野純也のMobile Eye:
KDDIとSpaceXの衛星通信サービスで先行するauが新施策を発表した。ソフトバンクとドコモが追随する中、KDDIは救助要請を支援するSOSセンターやエリア拡大で対抗する。UQ mobileでの実質無料化も進め、運用実績とサービス面での差別化でリードを狙う。
石野純也のMobile Eye:
ソフトバンクはOSレベルでAIエージェントを統合した「Natural AI Phone」を4月24日に独占発売する。ユーザーがアプリを直接操作せずともAIが複数のサービスを横断して注文や送信などのタスクを代行する。既存のアプリ中心のエコシステムを覆す野心的な試みであり同社は先進層によるメイン機利用を想定する。
石野純也のMobile Eye:
ソフトバンクは新料金プラン「ペイトク2」など3種を発表し、既存プランも7月1日から値上げを行う。値上げの背景には原価高騰があるが、衛星通信対応や海外ローミング無料化などの付加価値で納得感を図る。新プランはPayPayカードゴールド保有者の優遇を鮮明にしており、経済圏への囲い込みを加速させる狙いだ。
4月14日に発売される「Google Pixel 10a」を一足早くレビューする。背面カメラがフラットになり、独自チップはTensor G4を継続採用したがGPU性能で上位を上回る。一部AI機能は非対応だがカメラコーチを備え、実用性とデザイン性を両立している。
MVNOに聞く:
MVNOの主戦場が低容量から中大容量へ移行し、IIJmioでは10GB以上の契約比率が1年前の約3倍に急増した。15GBプランの値下げによってプランのアップグレードを狙う。フルMVNO事業では音声サービスよりマルチキャリア化を優先し、IoT市場を見据えた次世代SIMの開発に注力する。
石野純也のMobile Eye:
スマホ新法施行を受け、BBSSがiOS向け代替アプリストア「あっぷアリーナ!」の提供を開始した。ゲーム特化のキュレーションやクラウド試遊、独自のポイント還元を武器に先行するApp Storeへ挑む。手数料の優位性は限定的だが、国内勢ならではの審査の柔軟性や独自タイトルの配信などで差別化を図る。
Xiaomiは2026年のフラグシップモデルをグローバルとほぼ同時に日本へ投入し、ライカ監修モデルは初期ロットが即完売になるほど注目を集めている。20万円を超える高額機ながら自社店舗の拡大やオンライン販路の強化が功を奏し、クリエイター層からも高い支持を得た。今後はスマホを入り口に大型家電を含むエコシステムを広げ、修理拠点の拡充などでプレミアム層の信頼獲得を狙う。
石野純也のMobile Eye:
国内でも5G SAの普及に伴い、ネットワークを仮想的に分割するネットワークスライシングの商用化が進む。ドコモビジネスやソフトバンクは、法人向けやイベント対策での帯域確保や低遅延通信の提供を開始した。今後は海外事例のように、コンシューマー向けゲームや動画配信への応用による収益化が期待される。
石野純也のMobile Eye:
キャリア4社が災害時に通信網を相互利用する「JAPANローミング」を4月1日から開始する。通信制限はあるが音声やデータ通信が可能な方式と、緊急通報に特化した方式の2種類が運用される。自動接続が基本だが、一部端末では設定が必要であり、MVNOへの対応や周知方法に課題が残っている。
3月17日に発表された折りたたみスマートフォン「OPPO Find N6」は、閉じた状態で8.93mmという薄さを特徴とする。先代からカメラ性能が大幅に強化され、専用スタイラスペンへの対応が大きな特徴だ。実機では極めて目立たない画面の折り目や、PCのような操作を可能にするUIの進化も確認できた。
OPPOはフォルダブルスマホの最新機「OPPO Find N6」を発表した。ハッセルブラッドと共同開発した2億画素カメラを備え、専用ペンによる生成AI連携やマルチウィンドウも刷新した。端末には技適マークを表示することができたため、投入される可能性は高そうだ。
石野純也のMobile Eye:
AppleはiPhone 17eを含むエントリーモデル3機種を3月に同時発売した。これらは日本独自の商戦期や税制を強く意識した戦略的な価格と仕様を備えている。単体での訴求にとどまらず、iPad AirやMacBook Neoとの連携によるエコシステム囲い込みを狙う。
M4チップを搭載して処理能力が大幅に向上した新型iPad Airは、2024年モデルのiPad Proに匹敵する実力を備えている。外観やTouch IDなどの基本仕様は前世代を継承しており、12GBに増量されたメモリが生成AIなどの重い処理を支える。10万円を切る価格設定は魅力的だが、キーボード利用時の操作性を考慮するとFace ID非対応である点が惜しまれる。
3月11日発売の「iPhone 17e」を先行レビューする。iPhone 14ベースのボディーに最新のA19チップを搭載し、待望のMagSafe対応やストレージの256GB倍増など、10万円を切る価格ながら“実質値下げ”といえる大幅な進化を遂げている。
石野純也のMobile Eye:
ドコモはMWC26にてdアカウントのデータを活用した新AIエージェント「SyncMe」を発表した。生成AIの導入により、従来のiコンシェル等では困難だった高度な対話と精密なユーザー把握を実現する。今後は決済データなどの強みを生かしつつ、アプリ操作の自動化や専用デバイス展開による進化が期待される。
韓国のALT社が日本市場へ参入し、テンキー付きスマートフォン「MIVEケースマ」を第1号機として投入した。同社は大手出身者が集う少数精鋭のメーカーであり、ドコモの3G停波に伴うシニア層の需要取り込みを狙う。独自カスタムの入力システムやサポート体制を整備し、今後は5G対応モデルの展開も視野に日本定着を目指す。
MVNOに聞く:
MVNOのmineoを展開するオプテージが2027年下期に音声フルMVNO事業を開始する。自社でSIM発行や加入者管理を行うことで、音声通話の新サービス創出や柔軟な法人向け展開を目指す。将来的にはドコモ回線を含むマルチキャリア化も視野に入れ、回線数と売上高の倍増を計画している。
石野純也のMobile Eye:
サムスン電子が米サンフランシスコでGalaxy S26シリーズ3機種を発表し、国内でも4キャリアから発売される。同社は新モデルをエージェント型AIフォンと定義し、AIを生活インフラとして浸透させる方針を掲げた。独自機能のNow NudgeやGoogleと連携したタスク自動化など、AIがユーザーを先回りする進化が主眼となる。
サムスンはGalaxy S26シリーズを発表し、国内では主要4キャリアによる同日発売が初めて実現する。各キャリアは月1円販売やARPU向上、長年の信頼関係などで顧客獲得を狙う。実店舗でのアンバサダー活用や若年層への訴求を通じたハイエンド市場の活性化が期待される。
サムスン電子が、「Galaxy S26」と「Galaxy S26+」を発表。2モデルにサイズ以外の違いはなく、日本では5年ぶりに+モデルが投入される。カメラスペックはGalaxy S25から据え置きも、画像処理性能が向上している。
サムスン電子が、「Galaxy S26」シリーズのフラグシップモデル「Galaxy S26 Ultra」を発表した。斜めや横からののぞき見を防止する「プライバシーディスプレイ」を搭載する。アウトカメラはより明るいレンズになり、Galaxy AIにはメッセージアプリの内容を読み取って先回りで次のアクションを提案してくれる。
石野純也のMobile Eye:
KDDIが国内で初めてiOSとAndroidの間でのeSIM転送機能を提供開始した。最新OSとキャリア側の設備対応により、QRコードを読み取るだけでプラットフォームをまたぐ移行が可能だ。一方で対応機種の拡大やMVNOへの機能開放など、普及に向けた業界全体の課題も依然として残る。
Googleは、Pixelシリーズの廉価版にあたる「Pixel 10a」を2月19日に発表した。日本での投入も予定している。Pixel 9aのデザインを引き継ぎながら、よりカメラと背面の段差をなくし、ほぼフラットにしている。
石野純也のMobile Eye:
韓国のスタートアップ企業であるALTが、テンキー搭載スマホを引っ提げて日本市場への参入を表明した。同社はAppleとサムスンが君臨する韓国でニッチ市場を攻略しており、日本でも3G停波に伴う乗り換え需要を狙い撃つ。今後は日本特有のニーズに応えつつ、強みであるキッズ向けスマホの展開も視野にビジネス拡大を目指す。
Googleは台湾にあるハードウェア研究開発拠点と各種ラボの内部を公開した。同拠点はサプライチェーンとの密接な連携を強みとし、Pixelシリーズの設計から検証までを担う。 Pixel 10 Pro Foldのヒンジ開発や過酷な耐久試験などの現場を見ることができた。
石野純也のMobile Eye:
楽天モバイルは契約数1000万を突破し、三木谷氏は次なる目標として「早期に2000万」を掲げた。 ユーザー急増とデータ無制限プランにより一部で品質が低下しており、5G導入や地下鉄の帯域拡大を急ぐ。 2026年には5G SAの導入やKDDIローミングの終了を控え、通信品質とエリア維持の両立が急務だ。
Googleは台湾拠点を公開し、2026年に強化するAI機能について語った。AirDrop互換の共有機能をPixel 10シリーズ以外へ拡大する他、ホーム画面の配置まで移せる移行ツールも提供する。独自チップによる垂直統合を強みに、AIを意識せず使える体験と7年間の長期サポートを今後も追求していく。
石野純也のMobile Eye:
mineoを展開するオプテージは、au回線を使ったフルMVNOに参入することを発表した。当初はau回線でスタートするmineoのフルMVNOだが、その後はマルチキャリアに対応していく方針。「音声フルMVNO」を展開することで、従来のMVNOでは提供できなかったサービスの開発が可能になる。その具体像に迫る。
オウガ・ジャパンが2025年12月に発売した「OPPO Find X9」は、シリーズ初のおサイフケータイに対応した。実験的な色合いが濃く、グローバルモデルに仕様が近かったFind X8とは違い、Find X9はより日本市場に根付くハイエンドモデルとして導入した印象が強い。Find X9導入で弾みをつけ、よりバリエーションを広げることができるのか。
石野純也のMobile Eye:
NTTドコモは、住信SBIネット銀行を傘下に収め、銀行業に参入した。2026年8月3日から、「ドコモSMTBネット銀行」としてサービスを提供していくとともに、ドコモ本体が手掛ける通信や各種ポイント、決済サービスとの連携も強化する。金融事業に足りないピースを買収という形で補ってきたドコモだが、その中心となる銀行を手に入れたことで子会社間の相互連携も強化していく。
ZTEが、破格のエントリースマホや安価なフォルダブルスマホを次々と投入し、注目を集めている。同社は2025年12月に突如、横開きの折りたたみスマホ「nubia Fold」を発売した。3世代目になって使い勝手を高めた「nubia Flip 3」も2026年1月に発売した。これら2モデルの狙いをZTEジャパンに聴いた。
石野純也のMobile Eye:
Xiaomi Japanが1月15日に発売した「REDMI Note 15」シリーズは、Proモデルのみがおサイフケータイを採用している。2025年から、自社ストアのXiaomi Storeに注力し、スマホもオープンマーケット版が大多数になった。そうした背景から、ローカライズにも濃淡をつけている。
ミッドレンジモデルの大本命ともいえるシャープの「AQUOS sense10」が、2025年11月13日に発売された。先代モデルである「AQUOS sense9」から踏襲したが、単なるマイナーチェンジではない理由がある。パッと見では違いが分からないカメラの進化や、電話が便利になる新機能の狙いも聞いた。
石野純也のMobile Eye:
Nothingのエントリースマホ「Nothing Phone (3a) Lite」が1月15日に発売される。楽天モバイルは、Nothing直販より1万円近く安い3万2890円で販売し、限定カラーのレッドも用意する。エントリーモデルの中にはより安い端末もあるが、性能とのバランスという意味でNothing Phone (3a) Liteのコストパフォーマンスは抜群に高い。
石野純也のMobile Eye:
2025年は薄型の「Galaxy Z Fold7」や「iPhone Air」が登場し、性能の向上で置き去りになってきたスマホの形状に改めて焦点が当たった1年だった。楽天モバイルと提携したNothingが販路を拡大して存在感を高めた。AI機能も進化したが、先回りで提案をするエージェント的な振る舞いは道半ばといえる。
石野純也のMobile Eye:
振り返ってみると、2025年は4キャリアの料金体系が大きく変わった1年だった。ドコモとKDDIはメインブランドの料金を、ソフトバンクはY!mobileの料金を刷新し、楽天モバイルはU-NEXTとのセットプランを開始した。こうした料金プランやサービスを縁の下で支える通信品質の競争も激化している。
MVNOに聞く:
オプテージのmineoが、データ容量の大幅改定やサービスの追加を行った。3GBと7GBのコースには、1Mbpsでデータ通信が使い放題になる「パケット放題 1Mbps」を無料で利用可能とする。データ容量の増量やパケット放題の新設、増速によって、大きく競争力をつけた形のmineoの戦略についてインタビューした。
石野純也のMobile Eye:
「スマホ新法」の施行により、代替アプリストアや外部決済サービスの導入が必須になった。Appleは、iOSに代替アプリストアや外部決済サービスの導入を余儀なくされた。手数料については決済手数料を切り出し、5%に設定したことで、外部決済サービスのアプリ内決済は導入の難易度が高くなった。
MVNOに聞く:
楽天モバイルとU-NEXTのセットプランが提供開始された中、U-NEXTも自らMVNOサービス「U-NEXT MOBILE」を立ち上げた。U-NEXTのポイントを通信料金に充てると、月額300円で20GBが使える。U-NEXTユーザーをメインターゲットに据え、分かりやすさを重視してワンプランとしている。
石野純也のMobile Eye:
ソフトバンクがネットワーク品質を高めている秘訣(ひけつ)を解説。エリア構築においては、途切れないように5Gを面展開した後、容量が必要な場所に周波数を重ねている。5G SAも積極導入し、カギになっている技術は大きく分けて4つあるという。