レビュー
新型「iPad Pro」の実機に触れてきた 有機ELと薄型・軽量化の実力は一目瞭然だった(1/4 ページ)
イギリス・ロンドンで行われた発表イベントに参加して実機に触れることができたので、ファーストインプレッションを写真とともにお届けする。
Appleが5月7日(日本時間)に発表した「iPad Pro」の新モデルは、フルモデルチェンジと呼べるほど全面的に機能を刷新している。筆者は英国・ロンドンで行われた発表イベントに参加して実機に触れることができたので、ファーストインプレッションを写真とともにお届けする。
有機EL(OLED)は黒がクッキリ、そしてとにかく明るい
新型iPad Proのディスプレイサイズは11型と13型で、どちらも有機EL(OLED)を2枚重ねた「タンデムOLED」を採用している。初披露となったM4チップには、このタンデムOLEDを制御するためのディスプレイエンジンも備わっている。
iPadでOLEDを採用したのは初めてのことだ。そのディスプレイの変化は、会場のハンズオンで短時間触れただけでも一目瞭然だった。黒がクッキリと締まって見え、最大輝度にすると、とにかく明るい。
分かりやすいのが、以下の写真だろう。黒い背景と光のコントラストがはっきり出ているが、それ以上にディスプレイの黒いベゼルと映像が完全になじんでおり、境界が分かりづらい。そういった意味では、映像への没入感がかなり高まったといえるだろう。写真はもちろん、動画を視聴する際のデバイスとしての価値も高まった印象だ。
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