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3眼カメラや4000mAhバッテリー搭載の「moto g8 plus」、3万8800円(税込み)で3月16日発売

モトローラ・モビリティ・ジャパンが、3月16日にSIMロックフリースマートフォン「moto g8 plus」を発売する。超広角のアクションカメラを含む3眼カメラや、4000mAhのバッテリーを搭載。ディスプレイはアスペクト比が19:9の6.3型フルHD+液晶を備える。

 モトローラ・モビリティ・ジャパンが2月25日、SIMロックフリーのAndroidスマートフォン「moto g8 plus」を発表。3月16日に国内で発売する。価格は3万8800円(税込み)。

 moto g8 plusは、カメラやバッテリーに注力したミッドレンジのスマートフォン。カラーは、海外でも好評だったというコズミックブルーとポイズンベリーの2色を採用した。


「moto g8 plus」のコズミックブルー

ポイズンベリー

 背面に4800万画素の標準カメラ、1600万画素の超広角アクションカメラ、500万画素の深度測定用カメラを搭載。標準カメラには、4つのサブピクセルを1つのピクセルにして暗感度を4倍に向上させるクアッドピクセル技術を採用。暗所でも高速のAFが可能なレーザーAFも用いることで、暗所でも明るく自然に撮影できるとしている。

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背面に3つのカメラとレーザーAF、フォトライトを搭載

 超広角アクションカメラは動画専用となっており、本体を縦に持った状態で横向きの動画を撮影できる。画角は117度で、通常の78度と比べて4倍広く撮影できるとしている。


超広角アクションカメラを使い、縦向きに構えながら横向きの動画を撮影できる。片手で撮影できるのがメリットだ

 深度測定用のカメラを用いることで、被写体の背景をぼかしたポートレートモードも利用できる。カメラにAIエンジンを搭載しており、最適なシーンを自動で判別する他、AIが最適な構図に自動で補正する「スマート構図」、連写と合成をすることでズーム時の画質劣化を抑える「ハイレゾズーム」も用意した。


人物を映すと、ポートレートモードに切り替えられる

 インカメラは2500万画素で、ディスプレイを発光させるスクリーンフラッシュに対応。ビューティーモードも利用できる。

 ディスプレイはアスペクト比が19:9の6.3型フルHD+(1080×2280ピクセル)液晶を備え、インカメラの回りに滴型のノッチを採用している。プロセッサはSnapdragon 665を採用しており、同社は「moto gシリーズ史上最高のパフォーマンス」をうたう。メインメモリは4GB、内蔵ストレージは64GBで、外部メモリは最大512GBのmicroSDを利用できる。4000mAhのバッテリーを内蔵しており、18Wの充電器が付属する。指紋センサーは背面の「M」ロゴ部分に搭載している。


インカメラ周囲に滴型ノッチがある6.3型ディスプレイ

 2つのSIMでVoLTEでの同時待受ができるDSDV(デュアルSIMデュアルVoLTE)に対応しており、ドコモ、au、ソフトバンクの回線で利用できる(楽天モバイルについては現時点では未定)。なお、片方のSIMスロットはmicroSDスロットと排他利用となる。LTEの対応バンドは1、2、3、4、5、7、8、18、19、20、26、28、38、40、41。

【訂正:2020年2月25日15時47分 楽天モバイルの対応状況が未定のため、修正しました】

 サイズは75.8(幅)×158.4(高さ)×8.27(奥行き)mm、重量は約188g。OSはAndroid 9をプリインストールしている。外部接続端子はUSB Type-Cで、3.5mmイヤフォンジャックも備える。ドルビーオーディオ対応のステレオスピーカーも備える。


Mロゴに指紋センサーを搭載

日本市場で好調をキープ


ダニー・アダモポウロス社長

 moto gシリーズは、2万~3万円台の安価なモデルが中心。日本では2016年の「moto g4 plus」から投入し、2017年のmoto g5シリーズ、2018年のmoto g6シリーズ、2019年のmoto g7シリーズは複数の製品を投入してラインアップを拡充してきた。

 モトローラ・モビリティ・ジャパンのダニー・アダモポウロス社長は「分離プランの導入で法律も変わってきた。より、品質をご理解いただける、携帯本体の価値を理解してもらう形で紹介する」として投入するのがmoto g8 plusだ。

 日本のSIMフリー市場におけるモトローラのシェアは2%と決して高くないが、業績は4四半期連続で黒字を達成しており、2019年度の端末起動数は前年比で30%増加するなど好調だ。その要因についてアダモポウロス氏は「MVNOのパートナーが増えていること、金額に見合う価値だと消費者に評価いただていること」を挙げる。MVNOのパートナーは2017年の2社から、2018年は4社、2019年は6社、2020年には8社まで拡大する見込み。販路が拡大することで、さらにシェアを伸ばすことが期待される。


moto gシリーズの歴代製品

端末の実売数に近い数字である「起動数」が伸びている

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