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ドコモ、自動翻訳アプリ「はなして翻訳」の法人向けサービスを無料トライアル 電話の音声をリアルタイム翻訳
NTTドコモが自動翻訳アプリ「はなして翻訳」の法人向け電話翻訳サービスの無料トライアルを開始した。トライアルの結果や参加企業の要望などを取り入れた上で、有料オプションとしての商用化を目指す。
NTTドコモは9月7日から、自動翻訳アプリ「はなして翻訳」の法人向け「電話翻訳」の無料トライアルを開始した。トライアルは12月まで実施する予定で、その後は法人向け有料サービスとしての商用化を計画している。
はなして翻訳は、スマートフォンを通して話した言葉をお互いの母国語に翻訳できるアプリだ。英語、中国語、韓国語、ドイツ語、フランス語、イタリア語、スペイン語、ポルトガル語、タイ語、インドネシア語、ロシア語、ベトナム語、ミャンマー語の13言語に対応している。
電話翻訳機能は、NTTドコモ回線が必須で(※)、英語、中国語、韓国語の3言語に対応している。今回のトライアルでは、個人向けに提供している発信時のリアルタイム翻訳に加え、着信時のリアルタイム翻訳にも対応する。外国人からの予約受け付けや各種問い合わせ、外国人従業員との勤怠に関するやり取りなどで利用することを想定しているという。
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トライアルに参加する企業は約30社で、期間中も随時追加する。ドコモでは、トライアル企業からのフィードバックを反映した上で、この機能の有料オプション化を行う予定だ。
その他の有料オプションとしては、業務でよく使うフレーズを定型文として登録できる「多言語定型文」、業界用語や固有名詞などを登録できる「辞書登録機能」、最大13カ国語を任意の順番・速さで放送用として再生できる「アナウンス機能」が用意されるる。
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