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アップデートで変わる「BALMUDA Phone」 スペックで計れない“体験価値向上”を(1/2 ページ)

バルミューダがAndroidスマートフォン「BALMUDA Phone」のソフトウェアアップデートを5月19日から提供する。ソフトウェアアップデート後のバージョンは「1.200」になる。シャッターを切る速度が40%高速になり、画面スクロール時のレスポンスが向上した。新たに「AXIS Balmuda(アクシスバルミューダ)」というフォントが追加される。

 バルミューダがAndroidスマートフォン「BALMUDA Phone」のソフトウェアアップデートを5月19日から提供する。ソフトウェアアップデート後のバージョンは「1.200」になる。今回のアップデート内容は下記の通り。

  • シャッターを切る速度が40%高速に
  • 画面スクロール時のレスポンスが向上
  • 新フォントの追加

シャッターを切る速度が40%高速に

 まずBALMUDA Phoneのカメラについては、これまでの課題とされていた下記2点を改善したという。

  • 実環境の明るさが足りず、手ブレしてしまう問題
  • シャッターボタンを押したときのレスポンスが遅い

 具体的には、明るさが足りない場面で、簡単に明るい写真が撮れるようになった他、シャッターを切る速度が40%高速になり、撮り逃しを極力なくしたという。

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 また、約800万画素のインカメラで自分撮りする場合、あらかじめ背景をぼかせるようになった。ただし、撮影後にぼかし具合を変えることはできない。


インカメラとアウトカメラの切り替えが可能なアイコンが追加される

画面スクロール時のレスポンスが向上

 滑らかな画面スクロールもアップデート内容に含まれており、指に画面が吸い付くようなスクロールを実現したという。こちらは、ハードウェアでは(リフレッシュレートに変更は)なく、ソフトウェアで処理をしているが、バッテリー消費への大きな影響はないとのこと。

新フォントの追加

 新たに「AXIS Balmuda(アクシスバルミューダ)」というフォントが追加されるのもポイントだ。デザイン雑誌「AXIS」で使用されているフォントを、バルミューダがBALMUDA Phone向けにカスタマイズして提供する。


AXIS Balmuda

デザイン雑誌「AXIS」

 BALMUDA Phoneのユーザーがバージョンアップをすれば、AXIS Balmudaがデフォルトになる。ソフトウェアバージョン2以降は、設定アプリの「ディスプレイ」という項目内に、AXIS Balmudaか従来フォント「Android標準 Noto Sans」のどちらかを選べる項目が新たに追加される。


フォントを選べるようになる

 なお、AXIS BalmudaはBALMUDA Phoneの標準アプリだけでなく、メッセージングアプリ「Messenger from Meta」など対応するアプリで表示した場合にも適用されるという。


AXIS Balmuda(左)と、Android標準 Noto Sans(右)

アプリによっては両フォントの差が分かりにくい

 従来のフォントとの大きな違いはフォントの太さである。アプリの要求に応じてフォントの太さも自動で変わるとのことだが、従来フォントとの違いが顕著に示されたのが、カレンダーアプリ「BALMUDA Scheduler」だ。写真では伝わりづらいが、肉眼で従来フォントとAXIS Balmudaを見比べると、AXIS Balmudaの方がAndroid標準 Noto Sansよりも細いのがよく分かる。


BALMUDA Schedulerで比べると、両フォントの差がよく分かる

 ちなみに、過去にもAXISで使われているフォントを内蔵したシャープ製フィーチャーフォン「SH-01A」「SH-02A」が、NTTドコモから販売されていた。


SH-01A
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