山善、リチウムイオンバッテリーを活用した家電「ELEIN」シリーズを立ち上げ 第1弾16アイテムを6月上旬に発売
山善が、リチウムイオンバッテリーを活用した家電シリーズ「ELEIN」を新設する。第1弾として6月上旬から順次、リチウムイオンバッテリー、コンパクトクーラー、ポータブル電源など16アイテムを発売する。
山善は5月15日、リチウムイオンバッテリーを活用した家電「ELEIN」シリーズを立ち上げることを発表した。第1弾製品として、6月上旬から16アイテムを順次発売する。販路は自社のECサイト「山善ビズコム」、ECモール「くらしのeショップ」、全国の家電量販店やホームセンターなどとなる。
ELEINはリチウムイオンバッテリーで駆動することが大きな特徴で、「昼間にリチウムイオンバッテリーにためた(充電した)太陽光エネルギーを、夕方以降に活用する」といった使い方が可能となる。第1弾製品としては、バッテリーと充電器(2アイテム)、バッテリー駆動に対応する家電(6アイテム)、ポータブル電源(3アイテム)、ソーラーパネル(4アイテム)、充電ステーション(1アイテム)を取りそろえる。
リチウムイオンバッテリーは、専用の「急速充電器 YBC-3A」に装着すると約2時間でフル充電が可能。コンパクトクーラーは配管工事不要で、マイナス10度の冷風を送り出せる(ACアダプターによる駆動も可能)。
工場扇は羽根サイズ40cmで、リチウムイオンバッテリーを取り付けると6~44時間の連続運転が可能だ。温度設定ができる保冷温庫はマイナス18度(冷凍)~60度(加温)まで対応可能で9L/25L/35Lの3サイズを取りそろえる。
ポータブル電源は、用途に応じて選択できる600W/1200W/2400W(いずれも定格出力)の3モデルを提供する。ソーラーパネルはベランダやキャンプ時などに利用できる「スタンダードタイプ」と、約300~400gで車のダッシュボードや窓際に置ける「ポータブルタイプ」を販売する。リチウムイオンバッテリーを1度に4個充電できる充電ステーションは2024年秋発売予定で、AC電源やソーラーパネル充電にも対応する。
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