世界最大サイズのアウトディスプレイ搭載、Xiaomi初の縦折りスマホ「MIX Flip」が登場 日本発売にも期待:山根康宏の海外モバイル探訪記(2/2 ページ)
Xiaomiから登場する「MIX Flip」はGoogleサービスに対応しています。中国だけではなく、香港や台湾でも発売されているため、日本でも発売が期待できます。
さて、MIX Flipの最大の特徴である4.01型のアウトディスプレイですが、UIはシンプルでアプリ画面のみとなります。他社の折りたたみモデルはアウトディスプレイでウィジェットを利用できますが、画面を左右にスワイプしてウィジェットやアプリ画面を出す必要があります。
実はこれ、意外と面倒なこともあります。一方、MIX Flipは横にスワイプする必要はなく、アプリ画面だけが表示されるため、すぐにアプリを起動できます。
アプリを起動すると全画面表示されるのではなく、カメラを避けるように縦長表示されます。HONORの製品と同様で、超小型のスマートフォンの縦画面が表示されているような感じです。そしてカメラの上には別途サブ画面として関連するウィジェットが表示されます。
カメラを縦に2つ配置しているため、上下をひっくり返すとQWERTYキーボードも横幅いっぱいに使えます。これは本体を閉じたまま使うときに便利だと感じました。
ただし、カメラアプリだけは視野性を広げるためか全画面でプレビューが表示されます。カメラに隠れる部分があるものの、確かにこの方が全体の写り具合を確認しやすいでしょう。
そして写真の表示についてです。Xiaomiのライカ監修モデルと同様にライカロゴ入りの余白をつけられますが、その状態でプレビューできるのは紙に印刷された写真を見ているようで楽しいです。
最後に本体を曲げて使うフレックススタイルですが、角度は45度から120度となります。開いた側はもう少し角度が欲しいところですね。このあたりは次のモデルでの改良を期待したいものです。全体的な作りは問題なく、香港と台湾で出ていることから、今後世界各国で発売されることでしょう。
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